アールビバンは2026年8月26日、株式会社Orsayによる同社株式に対する公開買付けの結果と、親会社、主要株主及び主要株主である筆頭株主の異動について公表しました。
開示された事実
| 譲受(買い手) | 株式会社Orsay(公開買付者。東京都品川区) |
|---|---|
| 譲渡(売り手) | アールビバン株式会社の株主(公開買付けに応募した株主) |
| 譲渡対象 | アールビバン株式会社の普通株式(美術品の販売) |
| 所在地 | 日本 |
| 手法 | 公開買付け(TOB)の結果。あわせて親会社、主要株主及び主要株主である筆頭株主の異動 |
| 対価 | 買付け等の価格は普通株式1株につき金1,900円 |
| 日程 | 2026年8月26日 公開買付けの結果を公表 |
開示資料によれば、買付け等の価格は普通株式1株につき金1,900円です。本公開買付けにおいては、応募株券等の数の合計が買付予定数の下限(3,845,584株)に満たない場合は応募株券等の全部の買付け等を行わない旨の条件が付されていましたが、応募株券等の数の合計(5,466,270株)が買付予定数の下限以上となったため、買付け等が行われました(出典:アールビバン株式会社 2026年8月26日公表資料)。
異動後、公開買付者は親会社、主要株主及び主要株主である筆頭株主となり、直接所有分54,662個(59.73%、5,466,270株)、合算所有分31,380個(34.29%、3,138,000株)、合計86,042個(94.02%、8,604,270株)で大株主順位第1位となります(出典:アールビバン株式会社 2026年8月26日公表資料)。
議決権所有割合は基準株式数9,151,686株に係る議決権の数91,516個に対する割合として算出されています(出典:アールビバン株式会社 2026年8月26日公表資料)。
中小企業の経営者は、どう読むか
買付けに下限が設けられており、それを超えたので成立しました。下限に届かなければ一株も買わない、という条件です。
買い手はもともと一定の株式を持っていて、今回の応募分と合わせて九割を超えました。ゼロから集めたのではなく、既に持っていた分に積み増した形です。
九割を超えると、残った少数の株主を整理する手続きに進めるようになります。完全子会社化を目指す買収では、ここが一つの目安になります。
中小企業でも、株式が分散している会社を買うときは同じ論点が出ます。何割まで集まれば経営を動かせるのか、全部でなくてよいのかを、先に決めておくことになります。