コンタクトレンズのシードは2026年8月26日、ラックスシェア・プレシジョン・ケイマン・リミテッドによる同社普通株式に対する公開買付けの開始と、これに対する賛同の意見表明及び応募推奨を公表しました。
開示された事実
| 譲受(買い手) | ラックスシェア・プレシジョン・ケイマン・リミテッド(公開買付者。ケイマン諸島) |
|---|---|
| 譲渡(売り手) | 株式会社シードの株主(公開買付けに応募する株主) |
| 譲渡対象 | 株式会社シードの普通株式(コンタクトレンズの製造・販売) |
| 所在地 | 東京都 |
| 手法 | 公開買付け(TOB)。公開買付けの目的は非公開化。対象会社は賛同の意見を表明し、株主に応募を推奨 |
| 対価 | 普通株式1株につき金795円。買付予定数の下限5,408,800株、買付予定数の上限なし |
| 日程 | 2026年8月27日から2026年10月13日まで(30営業日) |
開示資料によれば、公開買付けの目的は非公開化、買付け等の期間は2026年8月27日から2026年10月13日まで(30営業日)、買付け等の価格は普通株式1株につき金795円、買付予定数の下限は5,408,800株、買付予定数の上限はありません(出典:株式会社シード 2026年8月26日公表資料)。
対象会社は同日開催の取締役会において、本公開買付けに賛同する旨の意見を表明するとともに、株主に対し本公開買付けに応募することを推奨する旨を決議しています。
本公開買付けに際して、対象会社は同日付で、対象会社の台湾子会社の株式譲渡契約を締結しています。譲渡価格は、取引の成否から独立した第三者算定機関の算定を踏まえて決定されたと記載されています(出典:株式会社シード 2026年8月26日公表資料)。
中小企業の経営者は、どう読むか
買付けに下限が設けられています。応募がこの株数に届かなければ、買付者は一株も買いません。中途半端に買って終わることを避けるためです。
上限はありません。非公開化が目的なので、できるだけ多く集めたいからです。目的によって、上限と下限の置き方が変わります。
対象会社の取締役会が賛同し、株主に応募を勧めています。経営陣が受け入れている買収で、敵対的ではありません。
同じ日に、台湾の子会社を別に譲渡する契約も結ばれています。買われる前に、買い手の関心外の事業を切り離す段取りです。会社をそのまま渡すのではなく、形を整えてから渡す例です。