タチエスは2026年8月28日、2026年4月10日付で公表していた株式会社タチエストーヨーグループホールディングスの発行済全株式の取得が完了したと公表しました。
開示された事実
| 譲受(買い手) | 株式会社タチエス(7239・東証プライム) |
|---|---|
| 譲渡(売り手) | (本開示は完了の報告であり、売り手の記載はない。取引の内容は2026年4月10日付の開示に記載) |
| 譲渡対象 | 株式会社タチエストーヨーグループホールディングス(2026年4月22日設立、資本金1百万円)(自動車用シート及び内装事業) |
| 所在地 | 東京都青梅市 |
| 手法 | 株式取得(発行済全株式の取得)。取得した会社は純資産の額がタチエスの純資産の額の100分の30以上に相当するため、特定子会社に該当 |
| 対価 | (本開示に取得価額の記載はない) |
| 日程 | 2026年8月28日 株式取得完了 |
開示資料によれば、この会社は2026年4月22日に設立され、資本金は1百万円、所在地は東京都青梅市、事業内容は自動車用シート及び内装事業です(出典:株式会社タチエス 2026年8月28日公表資料)。
同社の純資産の額がタチエスの純資産の額の100分の30以上に相当するため、特定子会社に該当するとされています(出典:株式会社タチエス 2026年8月28日公表資料)。
取得による2027年3月期の業績への影響は現在精査中であり、今後開示すべき事項が生じた場合には速やかに公表するとしています。
出典: 株式会社タチエス(TDnet 適時開示。東京証券取引所 適時開示情報閲覧サービス)「(開示事項の経過)子会社の異動を伴う株式の取得及び特定子会社の異動に関するお知らせ」(2026年08月28日公表)
中小企業の経営者は、どう読むか
買った相手は、設立から四か月の会社です。資本金は百万円。それでも、買い手の純資産の三割以上に相当する純資産を持っています。
これは、事業を新しい会社に移してから、その会社の株を動かす形です。器を先に作り、中身を入れ、器ごと渡す。会社の一部だけを切り出して譲るときに使われる段取りです。
設立したばかりの会社の数字を見ても、事業の実態は分かりません。見るべきは、そこへ移された事業の数字のほうです。資本金の額や設立年月日に引きずられないことです。
中小企業でも、複数の事業を持つ会社が一つだけを譲るときに同じ形をとります。新しい会社を作って、譲る事業だけを移し、その株を売る。残したい事業は元の会社にそのまま置いておけます。