AIAIグループは2026年9月1日、2026年7月24日付で開示したハビー株式会社の株式取得(子会社化)について、同日に譲渡代金の支払いを完了し株式譲渡を実行したことにより全株式を取得したと公表しました。これにより対象会社は買い手の連結子会社となり、対象会社の子会社である2社も買い手の連結対象会社(孫会社)となると記載されています。
開示された事実
| 譲受(買い手) | AIAIグループ株式会社(6557・東証グロース) |
|---|---|
| 譲渡(売り手) | 開示資料(本開示)に譲渡人の記載はない |
| 譲渡対象 | ハビー株式会社(子会社は株式会社アイリス及び株式会社ハピネスカムズ)(児童福祉法に基づく多機能事業所(児童発達支援事業所、放課後等デイサービス事業所、保育所等訪問支援事業所)及び相談支援事業所の運営) |
| 所在地 | 東京都中央区銀座 |
| 手法 | 株式譲渡(全株式を取得して連結子会社化。対象会社の子会社2社も連結対象会社(孫会社)となる)。2026年7月24日付で公表した株式取得の完了を知らせる開示 |
| 対価 | 開示資料(本開示)に取得価額の記載はない。譲渡代金の支払いを完了したと記載 |
| 日程 | 2026年9月1日 譲渡代金の支払い完了・株式譲渡の実行 |
対象会社は、所在地が東京都中央区銀座、事業内容が児童福祉法に基づく多機能事業所(児童発達支援事業所、放課後等デイサービス事業所、保育所等訪問支援事業所)及び相談支援事業所の運営、資本金が10,000千円(2026年3月31日現在)、純資産が9,521千円(同日現在)、総資産が9,994千円、設立年月日が2025年12月15日です。大株主及び議決権比率は買い手が100%と記載されています(出典:AIAIグループ株式会社 2026年9月1日公表資料)
開示資料は、2026年5月1日に別の会社を分割会社、対象会社を承継会社とする吸収分割において、療育事業に関する従業員・資産・負債・契約上の地位その他の権利義務を承継していると注記しています。承継した事業の経営成績は売上高3,470,005千円(2026年3月期)、財政状態は流動資産616,939千円・固定資産1,251,390千円・流動負債138,446千円・固定負債292,212千円(2026年5月1日現在)と記載されています(出典:AIAIグループ株式会社 2026年9月1日公表資料)
孫会社となる株式会社アイリスは、所在地が大阪府大阪市中央区南久宝寺町、事業内容が児童福祉法に基づく多機能事業所(児童発達支援事業所及び放課後等デイサービス事業所)及び相談支援事業所の運営、資本金が20,100千円、純資産が288,670千円(2026年3月31日現在)と記載されています(出典:AIAIグループ株式会社 2026年9月1日公表資料)
あわせて開示資料は、2026年9月1日付で対象会社と孫会社2社が臨時株主総会を開催し、代表取締役等を変更したことを記載しています。
開示資料(本開示)に取得価額の記載はありません。元の開示は2026年7月24日付です。
出典: AIAIグループ株式会社「(開示事項の経過)ハビー株式会社の株式取得完了のお知らせ」(2026年09月01日公表)
中小企業の経営者は、どう読むか
買う対象の会社は、設立から一年に満たない会社です。
その会社が、別の会社から事業を吸収分割で受け取っていたと注記されています。つまり器は新しく、中身は古い形です。
だから対象会社自身の決算は小さく、承継した事業の売上は三十億円を超えます。会社の数字と事業の数字が食い違います。
中小企業の譲渡でも同じことが起きます。受け皿の会社を先に作って事業を移し、その株式を売る形です。
見るべきなのは器の決算ではなく、移ってきた事業の数字です。どちらを見ているかを確かめます。
対象会社の下にも会社が二つあります。買うのは一社でも、実際には三社を引き受けることになります。
児童福祉の事業は自治体の指定で成り立ちます。株式を買う形なら指定は会社に残りますが、人員の基準は満たし続けます。
取得と同じ日に、三社の代表者を変えています。買った瞬間から経営を替える段取りが先に決まっていた形です。