ナガオカは2026年9月10日、株式会社SKE(福岡県筑紫野市)の株式を取得して子会社とすると公表しました。
開示された事実
| 譲受(買い手) | 株式会社ナガオカ(6239・東証スタンダード) |
|---|---|
| 譲渡(売り手) | 株式会社SKEの個人株主2名(持株比率50.0%・50.0%。いずれも福岡県福岡市。氏名は開示資料に記載があるが本記事では記載しない) |
| 譲渡対象 | 株式会社SKE(1985年11月5日設立、資本金17,000千円)(水処理設備、給排水設備、さく井工事等の施工、販売、賃貸及び関連資材の販売) |
| 所在地 | 福岡県筑紫野市 |
| 手法 | 株式取得(100%取得による子会社化) |
| 対価 | 取得株式数340株。取得価額は株式会社SKEの普通株式1,050百万円、アドバイザリー費用等(概算)57百万円、合計(概算)1,107百万円。取得後の議決権所有割合100% |
| 日程 | 2026年9月10日 取締役会決議/2026年9月11日 契約締結(予定)/2026年9月30日 株式譲渡実行(予定) |
開示資料によれば、SKEは1985年11月に設立され、現在は九州地区を中心に排水処理設備のプランニング・設計を起点として、排水処理設備のレンタルサービス、設備販売および各種設備機器のアフターフォロー・メンテナンスを主力事業としています。長年にわたり培ってきた排水・濁水処理や中和処理設備に関する提案力を強みとし、大手ゼネコンをはじめとする顧客基盤を有するとともに、レンタル設備を活用した収益基盤を構築しているとされています。
ナガオカの水関連事業は、地下水取水設備向けの「取水用スクリーン」、超高速無薬注生物処理装置「ケミレス」を中心に展開しており、取水から水処理までのソリューション提供を推進しています。SKEが有する排水処理設備の設計・レンタル・メンテナンスに関するノウハウと、自社の水処理技術を組み合わせる方針が示されています。
SKEの株主は個人2名で、持株比率は50.0%と50.0%です。取得株式数は340株、取得価額は普通株式1,050百万円、アドバイザリー費用等(概算)57百万円、合計(概算)1,107百万円で、取得後の議決権所有割合は100%です(出典:株式会社ナガオカ 2026年9月10日公表資料)
日程は、2026年9月10日に取締役会決議、契約締結日が2026年9月11日の予定、株式譲渡実行日が2026年9月30日の予定です。
出典: 株式会社ナガオカ(TDnet 適時開示。東京証券取引所 適時開示情報閲覧サービス)「株式会社SKEの株式取得(子会社化)に関するお知らせ」(2026年09月10日公表)
中小企業の経営者は、どう読むか
株主は二名で、ちょうど半分ずつ持っています。どちらか一方が売らないと言えば、話は進みません。二人の意見が揃っていることが前提の取引です。
半分ずつの会社は、決議の面でも独特です。意見が分かれたときに決められません。だから譲渡の話が出る前から、二人の関係が会社の運営を左右しています。
設立から四十年の会社で、ゼネコンを顧客に持ち、レンタル設備で収益を積み上げている。買い手が評価したのはこの積み上げです。設備と顧客が、そのまま価値になっています。
取締役会で決議した翌日に契約、その十九日後に実行。短い日程です。あらかじめ調査と条件の詰めが終わっていたということです。
中小企業の譲渡でも、決議から実行までは意外と短くできます。長くかかるのは、その前の相手探しと条件の詰めのほうです。