串カツ田中ホールディングスは2026年9月18日、連結子会社である串カツ田中における会社分割(新設分割)および新設会社の株式譲渡について公表しました。

開示された事実

譲受(買い手)株式会社鮮冷(宮城県牡鹿郡女川町。2013年3月27日設立、資本金50,000千円。鮮魚販売・水産食料品製造)
譲渡(売り手)株式会社串カツ田中(株式会社串カツ田中ホールディングスの連結子会社。新設会社の全株式を譲渡)
譲渡対象串カツ田中のハウスミール事業を承継する新設会社(串カツ田中の100%子会社となる予定)(ハウスミール(家庭向け食品))
所在地日本
手法新設分割(簡易分割)および新設会社の株式譲渡。串カツ田中を分割会社として本件事業を新設会社に承継させ、その全株式を鮮冷へ譲渡する形
対価譲渡前の所有株式数100株(議決権所有割合100%)、譲渡株式数は発行済株式のすべて、譲渡後の所有株式数0株(議決権所有割合0%)
日程2026年6月15日 基本合意書兼覚書締結/2026年9月14日 新設分割計画承認取締役会決議/2026年9月18日 株式譲渡契約締結/2026年11月1日 新設分割効力発生(予定)/2026年11月30日 株式譲渡(予定)

開示資料によれば、同社グループは「食とおもてなしで世界の暮らしと旅を豊かにするインフラになる」というミッションのもと、「串カツ田中」や「ピソラ」を中心とした飲食ブランドを展開しています。経営環境の変化に迅速に対応し、持続的な成長と企業価値向上を図るため、コア事業である飲食事業への経営資源の集中とポートフォリオの最適化を進める方針とし、ハウスミール事業を譲渡すべく鮮冷との間で株式譲渡契約を締結するに至ったとされています。

新設分割の方式は、串カツ田中を分割会社とし、本件事業を新設会社に承継させる新設分割(簡易分割)です。新設会社は串カツ田中の100%子会社となる予定です(出典:株式会社串カツ田中ホールディングス 2026年9月18日公表資料)

譲渡前の所有株式数は100株(議決権所有割合100%)で、譲渡株式数は発行済株式のすべて、譲渡後の所有株式数は0株です(出典:株式会社串カツ田中ホールディングス 2026年9月18日公表資料)

譲渡先の鮮冷は宮城県牡鹿郡女川町に所在し、2013年3月27日設立、資本金50,000千円で、事業内容は鮮魚販売・水産食料品製造です。日程は、基本合意書兼覚書締結日が2026年6月15日、新設分割計画承認取締役会決議日が2026年9月14日、株式譲渡契約締結日が2026年9月18日、新設分割効力発生日が2026年11月1日の予定、株式譲渡予定日が2026年11月30日の予定です(出典:株式会社串カツ田中ホールディングス 2026年9月18日公表資料)

出典: 株式会社串カツ田中ホールディングス(TDnet 適時開示。東京証券取引所 適時開示情報閲覧サービス)「連結子会社における会社分割(新設分割)及び新設会社の株式譲渡に関するお知らせ」(2026年09月18日公表)

中小企業の経営者は、どう読むか

まず新しい会社を作って事業を移し、その会社の株を売る。二段構えの形です。

事業譲渡で契約を一件ずつ移すより、会社分割でまとめて移したほうが手間が少ない。移した会社の株を渡せば、取引は一回で済みます。

中小企業でも、複数の事業のうち一つだけを譲るときに使えます。残したい事業は元の会社に置いたままにできます。

基本合意から株式譲渡まで五か月半かかっています。分割の手続と、買い手との条件の詰めが並行して進む形です。

買い手は水産食料品の製造会社で、売り手は飲食チェーンです。同じ食べ物を扱っていても、得意な工程が違う。得意な側に渡すという判断です。

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本記事は、各社が公表した適時開示資料などの一次情報を当社が要約したものです。当社の成約実績ではなく、当社が関与した案件でもありません。記載の事実は公表日時点のもので、その後変更されることがあります。詳細は出典の資料をご確認ください。