メディアスホールディングスは2023年10月24日、マコト医科精機株式会社の株式取得(子会社化)に関する基本合意書を締結したと公表しました。決定ではなく、協議の段階です。

開示された事実

譲受(買い手)メディアスホールディングス株式会社(3154・東証プライム)
譲渡(売り手)マコト医科精機株式会社の株主(マコトホールディングス株式会社が99.58%を保有)
譲渡対象マコト医科精機株式会社(医療機器販売事業)
所在地山梨県中央市
手法株式取得(子会社化)に向けた基本合意。取得価額は最終契約書締結に向けた協議で決定し、締結後に開示する予定
対価未定(開示資料は、取得価額を今後基本合意書に基づき最終契約書締結に向けた協議において決定する予定であり、最終契約書締結後に開示することを予定していると記載)
日程2023年10月24日 取締役会決議・基本合意書締結/2024年2月(予定) 最終契約書締結・株式取得実行

取得株式数は60,000株(議決権60,000個)で、取得前の所有割合は0%、取得後は100%です(出典:メディアスホールディングス株式会社 2023年10月24日公表資料)

取得価額は未定です。開示資料は、今後基本合意書に基づき最終契約書締結に向けた協議において決定する予定であり、最終契約書締結後に開示することを予定していると記載しています。

対象会社は1947年9月1日設立、所在地は山梨県中央市、資本金は30百万円で、医療機器販売事業を行っています。株式はマコトホールディングス株式会社が99.58%を保有しています(出典:メディアスホールディングス株式会社 2023年10月24日公表資料)

対象会社の2023年4月期は売上高7,105百万円、営業利益52百万円、経常利益52百万円、当期純利益はマイナス21百万円、純資産536百万円、総資産2,759百万円です。2021年4月期の売上高は7,240百万円、2022年4月期は7,090百万円で、営業利益は64百万円、62百万円、52百万円と推移しています(出典:メディアスホールディングス株式会社 2023年10月24日公表資料)

買い手と対象会社の間には既に関係があります。買い手の連結子会社から対象会社へ2名の社員を派遣しており、商品に関する若干の取引関係があると記載されています。2023年4月12日付で業務提携を発表していました。

日程は、最終契約書の締結と株式取得の実行がいずれも2024年2月を予定とされています。買い手は、取得後に自社グループが山梨県内で展開する事業を対象会社に再編することも検討を進める予定としています。

出典: メディアスホールディングス株式会社「マコト医科精機株式会社の株式取得(子会社化)に関する基本合意書締結についてのお知らせ」(2023年10月24日公表)

中小企業の経営者は、どう読むか

この開示は、買うと決めた知らせではありません。条件を詰めるための枠組みに合意した段階で、価額もまだ決まっていません。

半年前に業務提携を結び、そこから子会社化の話に進んでいます。いきなり譲渡の話になるとは限らず、取引や提携から始まることがあります。

社員を派遣し合う関係が先にありました。中で働く人を通じて相手を知っていると、調査で見えない部分が少なくなります。

価額は「最終契約の締結後に開示する」と予告されています。金額を出さないのではなく、まだ決まっていないという状態です。

合意から契約まで四か月近くを見ています。調べることが多い業種では、この期間が長くなります。

売り手は持株会社で、その下に事業会社があります。親会社が株を持つ形の会社では、譲渡の当事者は親会社になります。

直近の期は最終損益がマイナスでした。売上は横ばいで、営業の段階では黒字が続いています。どの段階の数字を見るかで印象が変わります。

買い手は、買ったあとに自社の事業を相手の会社へ寄せる検討もしています。買収は終わりではなく、組織をどう組み替えるかが続きます。

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本記事は、各社が公表した適時開示資料などの一次情報を当社が要約したものです。当社の成約実績ではなく、当社が関与した案件でもありません。記載の事実は公表日時点のもので、その後変更されることがあります。詳細は出典の資料をご確認ください。