小倉クラッチは2023年11月13日、連結子会社であるオグラクラッチ・ド・ブラジル・リミターダについて、保有する全株式を譲渡することを公表しました。
開示された事実
| 譲受(買い手) | (開示資料に譲受先の記載なし) |
|---|---|
| 譲渡(売り手) | 小倉クラッチ株式会社(コード:6408) |
| 譲渡対象 | オグラクラッチ・ド・ブラジル・リミターダ(輸送機器用製品の販売(2017年11月に販売を終了し清算手続きを進めていた)) |
| 所在地 | ブラジル・サンパウロ州 |
| 手法 | 株式譲渡(保有する全株式を譲渡し、連結子会社から外れる) |
| 対価 | 6,719千R$(約200百万円) |
| 日程 | 2023年11月13日 取締役会決議/2023年11月下旬(予定) 契約締結・株式譲渡実行 |
譲渡前の所有株式数は8,012,170株(議決権所有割合100%)で、譲渡株式数は同数、譲渡後は0株(議決権所有割合0%)です。譲渡価額は6,719千R$(約200百万円)です(出典:小倉クラッチ株式会社 2023年11月13日公表資料)
対象会社は1999年10月設立、所在地はブラジル・サンパウロ州、資本金は44,939千R$(1,849百万円)で、輸送機器用製品の販売を行っていました。出資比率は売り手が100%(うち間接保有49%)です(出典:小倉クラッチ株式会社 2023年11月13日公表資料)
開示資料は、対象会社が2017年11月に販売を終了し清算手続きを進めていたこと、この度全株式を譲渡することとしたことを記載しています。
対象会社の2023年3月期の純資産はマイナス30百万円、総資産は42百万円です。純資産は2021年3月期がマイナス21百万円、2022年3月期がマイナス24百万円と、3期とも負の値です(出典:小倉クラッチ株式会社 2023年11月13日公表資料)
2024年3月期の業績への影響は精査中としています。
出典: 小倉クラッチ株式会社「連結子会社の異動(株式譲渡)に関するお知らせ」(2023年11月13日公表)
中小企業の経営者は、どう読むか
売る側の開示です。会社を買う話だけでなく、持っている会社を手放す話も同じように開示されます。
清算の手続きを進めていた会社に、二億円ほどの値段が付いています。たたむつもりだった会社でも、引き受ける相手が見つかることがあります。
純資産はマイナスです。債務超過の会社でも、譲渡そのものは成立します。
売り手にとっては、清算を続けるか譲渡するかの選択でした。どちらが手元に残るものが多いかで決まります。閉じる前に、引き受け手を探す価値はあります。
資本金に対して総資産がごく小さくなっています。過去に入れた資金が残っていないということで、数字の推移を並べて見る必要があります。
間接保有の分が含まれると書かれています。誰がどの会社を通じて持っているかは、譲渡の前に株主名簿と登記の両方で揃えます。