GENDAは2023年11月20日、ギャガ株式会社の株式を取得して連結子会社化することを公表しました。あわせて特定子会社の異動となります。
開示された事実
| 譲受(買い手) | 株式会社GENDA(9166・東証グロース市場) |
|---|---|
| 譲渡(売り手) | ギャガ株式会社の株主(法人1社・個人1名) |
| 譲渡対象 | ギャガ株式会社(映画配給事業) |
| 所在地 | 東京都港区南青山 |
| 手法 | 株式譲渡(所有割合78.05%を取得して連結子会社化。あわせて特定子会社の異動) |
| 対価 | 非開示(開示資料は、直前事業年度の末日における連結純資産額の15%を下回る金額であり、当事者間の守秘義務契約に基づき非開示とすると記載) |
| 日程 | 2023年11月20日 取締役会決議・契約締結/2023年11月30日(予定) 取引実行日 |
取得株式数は15,928株で、異動前の所有株式数は0株、異動後の所有株式数は15,928株(所有割合78.05%)です(出典:株式会社GENDA 2023年11月20日公表資料)
取得価額は非開示です。開示資料は、取得価額が直前事業年度の末日における連結純資産額の15%を下回る金額であり、当事者間の守秘義務契約に基づき非開示とすると記載しています。また、外部の専門家による株式価値評価および法務・財務に関する調査の結果等を合理的に勘案のうえ、当事者間の協議を経て決定したとしています(出典:株式会社GENDA 2023年11月20日公表資料)
対象会社は1986年1月28日設立、所在地は東京都港区南青山、資本金は100百万円で、映画配給事業を行っています。開示資料は、対象会社が2009年以降の15年間で米国アカデミー賞「作品賞」の受賞作を7本、2018年以降の6年間でカンヌ国際映画祭のパルムドール受賞作を4本配給していることを記載しています(出典:株式会社GENDA 2023年11月20日公表資料)
取引実行日時点の持分比率は、法人株主が78.05%、個人株主が21.95%と記載されています(出典:株式会社GENDA 2023年11月20日公表資料)
日程は、取締役会決議日と契約締結日が2023年11月20日、取引実行日が2023年11月30日(予定)です。連結業績への取り込みは2024年1月期第4四半期からとなる予定としています。
出典: 株式会社GENDA「ギャガ株式会社の株式の取得(連結子会社化)及び特定子会社の異動に関するお知らせ」(2023年11月20日公表)
中小企業の経営者は、どう読むか
全部ではなく、一部を残す形の譲渡です。株主のうち一方の持分だけが動き、もう一方は残っています。
創業者が株式の一部を持ち続ける形は、中小企業の譲渡でもよく検討されます。会社を離れるのか、残って一緒にやるのかで、契約の作り方が変わります。
価額を伏せた理由が書かれています。上場会社でも、一定の規模を下回る取得は金額の開示を求められません。買い手の規模に対して小さい取引だと、金額は出てこないことがあります。
決議から引き渡しまで十日ほどです。交渉は公表前に終わっていて、公表は結果の報告です。
評価は外部の専門家、調査は法務と財務の両方、と分けて書かれています。価格の根拠と、買うかどうかの判断材料は別のものです。
受賞作の本数という形で、対象会社の実績が説明されています。決算の数字以外にも、その会社が何を積み上げてきたかは示せます。