レノバは2023年12月8日、合同会社杜の都バイオマスエナジーの出資持分を追加取得して子会社化することを公表しました。

開示された事実

譲受(買い手)株式会社レノバ(9519・)
譲渡(売り手)合同会社杜の都バイオマスエナジーの共同出資者の一部
譲渡対象合同会社杜の都バイオマスエナジー(木質バイオマス専焼発電事業)
所在地宮城県仙台市宮城野区蒲生
手法出資持分の追加取得(共同出資者との「持分譲渡に関する覚書」に基づき、発電所の完成及びEPCからの引渡し以降に一部の共同出資者が保有する出資持分を譲り受ける権利を行使)
対価1,627百万円
日程2023年12月8日 取得の決定・出資持分の売買契約成立・出資持分の譲渡(いずれも同日)

取得価額は1,627百万円です(出典:株式会社レノバ 2023年12月8日公表資料)

開示資料は、買い手が共同出資者との間で「持分譲渡に関する覚書」に基づき、対象会社が保有する発電所の完成及びEPCからの引渡し以降、一部の共同出資者が保有する出資持分を譲り受ける権利を有しており、今般その出資持分を譲り受けたと記載しています。

対象会社は2017年11月13日設立、所在地は宮城県仙台市宮城野区蒲生、資本金は100万円(2023年3月31日現在)で、木質バイオマス専焼発電事業を行っています。出資比率は買い手が29.0%、別の法人が25.0%、さらに別の法人が15.0%ほかと記載されており、運転開始日は2023年11月18日です(出典:株式会社レノバ 2023年12月8日公表資料)

開示資料は、買い手が対象会社に対して従業員7名の派遣を行っていること、経営管理支援業務等委託契約を締結していることを記載しています

日程は、取得の決定、出資持分の売買契約成立、出資持分の譲渡がいずれも2023年12月8日です。

出典: 株式会社レノバ「合同会社の出資持分の追加取得に伴う子会社化(子会社の異動)に関するお知らせ」(2023年12月08日公表)

中小企業の経営者は、どう読むか

買い増す権利を、出資したときの覚書で先に取ってありました。あとから交渉するのではなく、条件が満たされたら行使できる形です。

条件は「発電所が完成して引き渡されたら」というものです。事業が立ち上がるまでは共同で持ち、立ち上がったら主導権を取る組み方です。

中小企業でも、共同で事業を始めるときに同じ取り決めができます。どちらが将来まとめるのかを、出資の時点で書いておきます。

決めていなければ、立ち上がって儲かり始めてから持分の交渉になります。そのときは相手の言い値に近づきます。

取得の決定と契約と譲渡が同じ日です。権利を行使するだけなので、相手と条件を詰める段階がありません。

買い手は従業員を派遣し、経営の管理も受託していました。資本だけでなく人でも関わっていた相手です。

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本記事は、各社が公表した適時開示資料などの一次情報を当社が要約したものです。当社の成約実績ではなく、当社が関与した案件でもありません。記載の事実は公表日時点のもので、その後変更されることがあります。詳細は出典の資料をご確認ください。