ランドビジネスは2023年12月22日、株式会社フランドルの株式を取得して子会社化することを公表しました。

開示された事実

譲受(買い手)株式会社ランドビジネス(8944・)
譲渡(売り手)株式会社フランドルの株主(個人2名。73.5%・26.5%)
譲渡対象株式会社フランドル(婦人服の企画・製造・販売)
所在地東京都目黒区大橋
手法株式譲渡(議決権所有割合100%を取得して子会社化)
対価非開示(開示資料は、相手先との守秘義務により非開示としたうえで、取得価額は直前事業年度末純資産の15%未満の額であると記載)
日程2023年12月22日 取締役会決議日・契約締結日・株式取得実行日(いずれも同日)

取得株式数は50,488株(議決権所有割合100%)で、異動前の所有株式数は0株(議決権所有割合0%)です(出典:株式会社ランドビジネス 2023年12月22日公表資料)

取得価額は非開示です。開示資料は、相手先との守秘義務により非開示としたうえで、取得価額が直前事業年度末純資産の15%未満の額であると記載しています(出典:株式会社ランドビジネス 2023年12月22日公表資料)

対象会社は1980年1月31日設立、所在地は東京都目黒区大橋、資本金は10,000,000円、従業員数は386名で、婦人服の企画・製造・販売を行っています。大株主および持株比率は個人2名が73.5%、26.5%と記載されています(出典:株式会社ランドビジネス 2023年12月22日公表資料)

対象会社の純資産は令和3年2月期▲1,002,496千円、令和4年2月期▲1,550,909千円、令和5年2月期▲1,528,375千円、総資産は令和3年2月期3,070,544千円、令和4年2月期2,448,571千円と記載されています(出典:株式会社ランドビジネス 2023年12月22日公表資料)

開示資料は、対象会社が1980年創業の婦人服アパレルで、複数のブランドで百貨店を主要販路とし90店舗で展開していることを記載しています。買い手は、すでに服飾の縫製事業に参入していたことを記載しています

出典: 株式会社ランドビジネス「株式会社フランドルの株式取得(子会社化)のお知らせ」(2023年12月22日公表)

中小企業の経営者は、どう読むか

純資産が三期続けて大きな負の値です。負債が資産を十億円以上上回った状態で、それでも引き継ぐ相手がいます。

業績が苦しい会社の経営者にとって、ここが分かれ目です。帳簿が負でも、ブランドや販路や人に値打ちがあれば相手は見つかります。

この会社は従業員が四百人近く、店舗も九十あります。会社をたたむという判断は、その人数の行き先を決めることでもあります。

だから早く動くほど選べる相手が増えます。資金が尽きてからでは、引き受ける側の条件も厳しくなります。

買い手は、すでに縫製の事業に入っていました。自社が持っている工程の先につながる相手を選んだ形です。

決議も契約も引き渡しも同じ日です。条件が整ってから公表されています。

株主は二人で、一人が七割強を持っていました。意向が揃いやすい構えです。

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本記事は、各社が公表した適時開示資料などの一次情報を当社が要約したものです。当社の成約実績ではなく、当社が関与した案件でもありません。記載の事実は公表日時点のもので、その後変更されることがあります。詳細は出典の資料をご確認ください。