くすりの窓口は2023年12月27日、株式会社キューブイメージングの株式を取得して子会社化することを公表しました。

開示された事実

譲受(買い手)株式会社くすりの窓口(5592・)
譲渡(売り手)株式会社キューブイメージングの株主(持株比率100.0%の個人1名)
譲渡対象株式会社キューブイメージング(調剤監査システムの製造、販売)
所在地埼玉県ふじみ野市
手法株式譲渡(所有割合100.0%を取得して子会社化)
対価1株当たり1円(総額60円)
日程2023年12月27日 取締役会決議日・株式譲渡契約締結日/2024年1月4日(予定) 株式譲渡日

取得株式数は60株(議決権の数60個、所有割合100.0%)で、異動前の所有株式数は0株(所有割合0.0%)です。取得価額は1株当たり1円(総額60円)です(出典:株式会社くすりの窓口 2023年12月27日公表資料)

対象会社は2000年2月25日設立、所在地は埼玉県ふじみ野市、資本金は300万円で、調剤監査システムの製造、販売を行っています。大株主および持株比率は個人1名が100.0%と記載されています(出典:株式会社くすりの窓口 2023年12月27日公表資料)

対象会社の純資産は2021年9月期▲42,044千円、2022年9月期▲28,234千円、2023年9月期▲45,496千円と記載されています(出典:株式会社くすりの窓口 2023年12月27日公表資料)

開示資料は、対象会社が製造・販売する調剤監査システムについて、処方箋に従ってピッキングした医薬品に間違いがないかを監査するシステムであり、画像識別アルゴリズムを搭載して医薬品を監査台に置くだけで画像と秤で種類と数量をチェックできることを記載しています。

日程は、取締役会決議日と株式譲渡契約締結日が2023年12月27日、株式譲渡日が2024年1月4日(予定)です。開示資料は、僅少な取得額及び事業リスクでヘルスケア領域の事業を追加できることになると記載しています。

出典: 株式会社くすりの窓口「株式会社キューブイメージングの株式取得(子会社化)に関するお知らせ」(2023年12月27日公表)

中小企業の経営者は、どう読むか

株式の代金が一株一円、全部で六十円です。会社そのものの値段が、ほとんど付いていません。

純資産が負の値で、三期続けて改善していないためです。買い手は負債も一緒に引き受けることになります。

だから「値段が付かない」ことと「相手が見つからない」ことは別です。この会社は引き継ぐ相手が見つかっています。

業績が苦しい会社の経営者にとって、ここが分かれ目です。代金はほぼゼロでも、事業と従業員と取引先は続きます。

たたんでしまえば、作ってきたものも、使っている顧客も、そこで終わります。

買い手は、少ない金額でその分野に入れることを理由として書いています。買う側にも、安く入るという動機があります。

株主は一人で全部を持っていました。決断も手続きも早く進みます。

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本記事は、各社が公表した適時開示資料などの一次情報を当社が要約したものです。当社の成約実績ではなく、当社が関与した案件でもありません。記載の事実は公表日時点のもので、その後変更されることがあります。詳細は出典の資料をご確認ください。