コンフィデンス・インターワークスは2024年1月19日、株式会社プロタゴニストの株式追加取得(連結子会社化)を公表しました。開示資料は、買い手がゲーム・エンタメ業界向け人材派遣事業、人材紹介事業、製造業に特化した求人情報サイトの運営を中心に事業を展開しており、成長戦略においてゲーム業界の周辺領域へ人材サービスを拡大していくことを掲げていると記載しています。
開示された事実
| 譲受(買い手) | 株式会社コンフィデンス・インターワークス(7374・) |
|---|---|
| 譲渡(売り手) | 対象会社の株主(個人1名が9,000株、複数名が合計625株、Gazelle Capital株式会社が100株) |
| 譲渡対象 | 株式会社プロタゴニスト(Web3.0業界向け人材サービス、クライアント支援) |
| 所在地 | 東京都中野区弥生町 |
| 手法 | 株式譲渡(追加取得。議決権所有割合10.13%から80.47%へ引き上げ、連結子会社とする) |
| 対価 | 取得価額は先方の意向を踏まえ開示を差し控えると記載。取得価額は僅少なものであると記載 |
| 日程 | 2024年1月19日 株式取得承認取締役会決議・株式譲渡契約締結日/2024年2月16日 株式譲渡実行日 |
異動前の所有株式数は1,400株(議決権の数1,400個・議決権所有割合10.13%)、取得株式数は9,725株(議決権の数9,725個)、異動後は11,125株(議決権の数11,125個・議決権所有割合80.47%)です。取得価額は先方の意向を踏まえ開示を差し控えるとされ、取得価額は僅少なものであると記載されています(出典:株式会社コンフィデンス・インターワークス 2024年1月19日公表資料)
対象会社は、所在地が東京都中野区弥生町、事業内容がWeb3.0業界向け人材サービスとクライアント支援、資本金が23,410千円、設立が2020年3月です。株主構成及び持株比率は、個人1名が70.16%、買い手が10.13%、その他が19.71%と記載されています(出典:株式会社コンフィデンス・インターワークス 2024年1月19日公表資料)
対象会社の純資産は2021年2月期686千円、2022年2月期10,040千円、2023年2月期31,543千円、総資産は同じ順に1,533千円、20,851千円、50,712千円、売上高は3,841千円、9,508千円、10,932千円、営業利益は552千円、△3,432千円、△12,205千円と記載されています(出典:株式会社コンフィデンス・インターワークス 2024年1月19日公表資料)
株式取得の相手先は、個人1名が9,000株、複数名が合計625株(住所は主として東京都内と記載)、Gazelle Capital株式会社が100株です。Gazelle Capital株式会社は所在地が東京都目黒区、事業内容がCVCファンド運用支援・VC事業・広告事業、資本金が10,000千円、設立年月日が2019年4月15日で、直前事業年度の純資産及び総資産、大株主及び持株比率については情報を把握していないため記載していないとされています(出典:株式会社コンフィデンス・インターワークス 2024年1月19日公表資料)
日程は、株式取得承認取締役会決議と株式譲渡契約締結日が2024年1月19日、株式譲渡実行日が2024年2月16日です。本株式取得後、対象会社の取締役として買い手から2名を派遣することを予定していると記載されています。
出典: 株式会社コンフィデンス・インターワークス「株式会社プロタゴニストの株式追加取得(連結子会社化)に関するお知らせ」(2024年01月19日公表)
中小企業の経営者は、どう読むか
もともと一割を持っていた相手の株を買い増して、八割にする形です。いきなり全部ではなく、段階を踏んでいます。
先に少し持って様子を見てから、持ち分を増やす進め方です。中小企業の承継でも、同じ順番は取れます。
売り手が一人ではなく、個人の集まりと投資会社に分かれています。全部を集めるには、相手の数だけ合意が要ります。
値段は出していませんが、僅少であると書いています。金額ではなく大きさの程度だけを示す形です。
対象会社は売上が伸びている一方で、営業損益は赤字が広がっています。伸ばすために使っている段階ということが数字に出ています。
赤字の会社でも、売買は成立します。見られているのは今の利益ではなく、これから何ができるかです。
買ったあと、取締役を二人送る予定だと書かれています。株の割合より、誰が意思決定に入るかで経営は動きます。
相手先の一社について、純資産も株主も把握していないと書いています。分からないことを分からないと書くのも開示です。