コアコンセプト・テクノロジーは2024年2月13日、株式会社Pros Consの株式取得(子会社化)を公表しました。開示資料は、対象会社が独自の良品学習AIアルゴリズムを利用した自社開発ソフトウェアと外観検査装置を保有し、製造業の大手企業向けにソフトウェア・ハードウェア両面から外観検査を自動化するソリューションを手掛けていると記載しています。
開示された事実
| 譲受(買い手) | 株式会社コアコンセプト・テクノロジー(4371・) |
|---|---|
| 譲渡(売り手) | 対象会社の株主(相手先との守秘義務契約により非開示と記載。大株主は個人1名が100%) |
| 譲渡対象 | 株式会社Pros Cons(AIを活用したシステムの企画・設計・開発事業、外観検査AIソフトウェアの開発・販売、外観検査装置の設計・製造・販売) |
| 所在地 | 東京都江東区富岡 |
| 手法 | 株式譲渡(議決権所有割合100%を取得して完全子会社化) |
| 対価 | 株式取得価額280,000千円、アドバイザリー費用等29,000千円(概算)、合計309,000千円(概算)。株式取得価額は外部専門家によるデューデリジェンス及び株式価値評価の結果を勘案し、相手先と協議のうえ決定したと記載 |
| 日程 | 2024年2月13日 取締役会決議日・株式譲渡契約書締結日/2024年2月16日 株式譲渡日 |
異動前の所有株式数は記載がなく、取得株式数は650株(議決権の数650個)、異動後は650株(議決権の数650個・議決権所有割合100%)です。取得価額は株式取得価額280,000千円、アドバイザリー費用等29,000千円(概算)、合計309,000千円(概算)です。株式取得価額は外部専門家によるデューデリジェンス及び株式価値評価の結果を勘案し相手先と協議のうえ決定したと記載されています(出典:株式会社コアコンセプト・テクノロジー 2024年2月13日公表資料)
対象会社は、所在地が東京都江東区富岡、資本金が6,500千円、設立年月日が2019年1月18日です。大株主及び持株比率は個人1名が100%と記載されています(出典:株式会社コアコンセプト・テクノロジー 2024年2月13日公表資料)
対象会社の純資産は2020年12月期18,304千円、2021年12月期26,544千円、2022年12月期44,011千円、総資産は同じ順に33,376千円、44,334千円、69,431千円、売上高は32,984千円、58,008千円、104,588千円、営業利益は6,332千円、7,013千円、24,334千円と記載されています(出典:株式会社コアコンセプト・テクノロジー 2024年2月13日公表資料)
譲渡の相手先については、相手先との守秘義務契約により非開示とすると記載されています。買い手との資本関係・人的関係・取引関係、関連当事者への該当状況は、いずれも該当事項がないとされています。
日程は、取締役会決議日と株式譲渡契約書締結日が2024年2月13日、株式譲渡日が2024年2月16日です。買い手の2024年12月期の業績に与える影響は軽微と認識していると記載されています。
出典: 株式会社コアコンセプト・テクノロジー「株式会社Pros Consの株式取得(子会社化)に関するお知らせ」(2024年02月13日公表)
中小企業の経営者は、どう読むか
値段が、直前の期の売上の三倍ほどです。会社の大きさではなく、稼ぐ力と伸び方で決まる形です。
対象会社は売上と利益が三期で大きく伸びています。買う判断の背景が、この並びに出ています。
株主が一人だけで、代表者でもあります。その人が抜けたあと事業が回るのかを確かめる論点です。
だから、売ったあとどれだけ関わるのかを先に決めておきます。引き継ぎの期間と役割を契約に書く論点です。
買うのにかかる費用のうち、専門家への費用が代金の一割です。金額が小さい案件ほど、この割合は大きくなります。
自社のソフトウェアに相手の技術を組み込むと書いています。買ったあと何をするかが先に決まっている例です。
独自のアルゴリズムを持つ会社です。権利が誰のものになっているのかを、譲渡の前に確かめます。
決議から譲渡まで三日です。段取りが先に固まっていたことが、この間隔に出ています。