チェンジホールディングスは2024年2月14日、デジタルアーツコンサルティング株式会社の株式の取得(子会社化)を公表しました。開示資料は、買い手が別の上場会社との資本業務提携契約締結及び同社の連結子会社化を皮切りにサイバーセキュリティ業界への参入を進めており、本件はその参入を加速させるために進めるものと記載しています。
開示された事実
| 譲受(買い手) | 株式会社チェンジホールディングス(3962・) |
|---|---|
| 譲渡(売り手) | デジタルアーツ株式会社(対象会社の株式91.86%を保有) |
| 譲渡対象 | デジタルアーツコンサルティング株式会社(IT戦略コンサルティング、情報セキュリティコンサルティング 等) |
| 所在地 | 東京都千代田区大手町 |
| 手法 | 株式譲渡(議決権所有割合91.86%を取得して連結子会社化) |
| 対価 | 取得価額は普通株式2,296百万円、取得関連費用(概算額)38百万円、合計(概算額)2,334百万円 |
| 日程 | 2024年2月14日 取締役会決議日・契約締結日/2024年3月29日(予定) 株式譲渡実行日 |
異動前の所有株式数は0株(議決権の数0個・議決権所有割合0.00%)、取得株式数は7,000株(うち普通株式7,000株・議決権の数7,000個)、異動後は7,000株(議決権所有割合91.86%)です。取得価額は普通株式2,296百万円、取得関連費用(概算額)38百万円、合計(概算額)2,334百万円です(出典:株式会社チェンジホールディングス 2024年2月14日公表資料)
対象会社は、所在地が東京都千代田区大手町、事業内容がIT戦略コンサルティング・情報セキュリティコンサルティング等、資本金が73百万円、設立年月日が2016年4月です。大株主及び持株比率はデジタルアーツ株式会社が91.86%、個人1名が6.56%と記載されています(出典:株式会社チェンジホールディングス 2024年2月14日公表資料)
対象会社の純資産は2021年3月期153百万円、2022年3月期227百万円、2023年3月期254百万円、総資産は同じ順に280百万円、365百万円、534百万円、売上高は839百万円、1,106百万円、1,663百万円、営業利益は46百万円、106百万円、25百万円と記載されています(出典:株式会社チェンジホールディングス 2024年2月14日公表資料)
買い手との資本関係・人的関係・取引関係は、いずれも該当事項がないと記載されています。
日程は、取締役会決議日と契約締結日が2024年2月14日、株式譲渡実行日が2024年3月29日(予定)です。本株式取得に伴い対象会社は2024年3月29日を取得日として買い手の連結子会社となる予定と記載されています。
出典: 株式会社チェンジホールディングス「デジタルアーツコンサルティング株式会社の株式の取得(子会社化)に関するお知らせ」(2024年02月14日公表)
中小企業の経営者は、どう読むか
親会社の持ち分をそのまま引き取る形です。残りの株主はそのまま残ります。
全部ではないので、残った株主が誰で何ができるのかは確かめておく論点です。
売り手は上場会社で、子会社を手放す形です。グループの中で置き場所が変わる話です。
対象会社の売上は三期で倍近くに伸びていますが、営業利益は直前の期に落ちています。
伸ばすために使っている段階か、採算が崩れたのかで意味が違います。中身を分けて見るところです。
値段は売上の一年半分ほどです。会社の大きさではなく、稼ぐ力と伸び方で決まる形です。
コンサルティングは、人の技能で成り立つ仕事です。買う側が見るのは、その人たちが残るかどうかです。
契約から実行まで一か月半あります。期の切り替わりに合わせて実行の日を置いている形です。