カヤックは2024年2月19日、琉球フットボールクラブ株式会社の株式取得(持分法適用関連会社化)を公表しました。開示資料は、買い手グループが石垣島でコワーキングスペースを運営していることなど、沖縄との関わりを背景として記載しています。
開示された事実
| 譲受(買い手) | 株式会社カヤック(3904・) |
|---|---|
| 譲渡(売り手) | 対象会社の株主(大株主はFCRマーケティングが26.0%、東京建物が10.8%、その他が63.2%) |
| 譲渡対象 | 琉球フットボールクラブ株式会社(プロサッカーチームFC琉球の運営) |
| 所在地 | 沖縄県沖縄市安慶田 |
| 手法 | 株式譲渡と第三者割当増資による取得(議決権所有割合29.6%・間接保有比率9.6%を取得して持分法適用関連会社とする) |
| 対価 | 取得価額は守秘義務履行のため非開示。買い手が算定した株式算定価値のレンジ内において両社協議のうえ決定したと記載 |
| 日程 | 2024年2月19日 株式譲渡契約締結日/2024年3月4日 株式取得日 |
異動前の所有株式数は0株(議決権の数0個・議決権所有割合0.0%)、取得株式数は2,605株(議決権の数2,605個。うち株式譲渡による取得が1,205株、第三者割当増資による取得が1,400株)、異動後は2,605株(議決権所有割合29.6%・間接保有比率9.6%)です。取得価額は守秘義務履行のため非開示とされ、買い手が算定した株式算定価値のレンジ内において両社協議のうえ決定したと記載されています(出典:株式会社カヤック 2024年2月19日公表資料)
対象会社は、所在地が沖縄県沖縄市安慶田、事業内容がプロサッカーチームの運営、資本金が97,750千円、設立年月日が2013年5月23日です。大株主及び持分比率はFCRマーケティングが26.0%、東京建物が10.8%、その他が63.2%と記載されています(出典:株式会社カヤック 2024年2月19日公表資料)
対象会社の純資産は2021年1月期106,556千円、2022年1月期94,190千円、2023年1月期679,986千円、総資産は同じ順に321,258千円、377,317千円、882,890千円と記載されています(出典:株式会社カヤック 2024年2月19日公表資料)
買い手との資本関係・人的関係・取引関係は、いずれも該当事項がないと記載されています。
日程は、株式譲渡契約締結日が2024年2月19日、株式取得日が2024年3月4日です。本件については2024年12月期の買い手の連結業績に織り込んで計画を行っていると記載されています。
出典: 株式会社カヤック「琉球フットボールクラブ株式会社の株式取得(持分法適用関連会社化)に関するお知らせ」(2024年02月19日公表)
中小企業の経営者は、どう読むか
買い方が二つに分かれています。もとの株主から譲ってもらう分と、新しく株を発行してもらって引き受ける分です。
株主から買った分のお金は株主に渡り、新株を引き受けた分のお金は会社に入ります。どちらにいくら出すかで意味が変わります。
取った割合は三割弱で、子会社にはなりません。利益の一部だけを自社の決算に取り込む形です。
中小企業でも、全部を買わずに一部だけ持つ形はあります。経営に関わる度合いを選べます。
ただし一部だけでは、思うように動かせません。何を決められるのかを株主間の取り決めで書いておきます。
対象会社の純資産は直前の期に大きく増えています。増資などで資本を入れた形が、この動きに出ています。
株主が細かく分かれている会社です。全部を集めるには、相手の数だけ合意が要ります。
プロスポーツの運営は、リーグの規約や登録の要件が絡みます。株主が変わるときの手続きを先に確かめます。