フーバーブレインは2024年2月26日、株式会社CONVICTIONの株式の取得(連結子会社化)及び第三者割当による自己株式の処分を公表しました。開示資料は、買い手がエンジニア集団の構築をグループ戦略とし、IT人材を有する企業のグループ参加を推進していること、対象会社が2020年の創業から未経験者の戦力IT人材化に注力し独自の教育カリキュラムと指導体制を構築していることを記載しています。
開示された事実
| 譲受(買い手) | 株式会社フーバーブレイン(3927・) |
|---|---|
| 譲渡(売り手) | 対象会社の株主(個人3名。議決権所有割合45.0%・35.0%・20.0%) |
| 譲渡対象 | 株式会社CONVICTION(SES、受託開発 他) |
| 所在地 | 東京都渋谷区神南 |
| 手法 | 株式譲渡(議決権所有割合70.0%を取得して連結子会社化)。あわせて第三者割当による自己株式の処分を行う |
| 対価 | 取得価額は普通株式69百万円、アドバイザリー費用等(概算額)17百万円、合計(概算額)87百万円 |
| 日程 | 2024年2月26日 取締役会決議日/2024年2月28日(予定) 本株式取得契約締結日・本株式取得実行日(現金決済)/2024年4月23日 本株式取得実行日(自己株式処分) |
異動前の所有株式数は0株(議決権の数0個・議決権所有割合0.0%)、取得株式数は210株(議決権の数210個)、異動後は210株(議決権所有割合70.0%)です。取得価額は普通株式69百万円、アドバイザリー費用等(概算額)17百万円、合計(概算額)87百万円です(出典:株式会社フーバーブレイン 2024年2月26日公表資料)
対象会社は、所在地が東京都渋谷区神南、事業内容がSES・受託開発他、資本金が3百万円、設立年月日が2020年3月10日、従業員数が47名(2023年12月31日現在)です。大株主及び持株比率(議決権所有割合)は個人3名が45.0%・35.0%・20.0%と記載されています(出典:株式会社フーバーブレイン 2024年2月26日公表資料)
買い手との資本関係・人的関係・取引関係、関連当事者への該当状況は、いずれも該当事項がないと記載されています。
日程は、取締役会決議日が2024年2月26日、本株式取得契約締結日と本株式取得実行日(現金決済)が2024年2月28日(予定)、本株式取得実行日(自己株式処分)が2024年4月23日です。自己株式処分の処分期日は2024年4月23日と記載されています(出典:株式会社フーバーブレイン 2024年2月26日公表資料)
本株式取得により対象会社は2025年3月期第1四半期より買い手の連結子会社となる予定で、2024年3月期の買い手の連結業績に与える影響は軽微と見込むと記載されています。
出典: 株式会社フーバーブレイン「株式会社CONVICTIONの株式の取得(連結子会社化)及び第三者割当による自己株式の処分に関するお知らせ」(2024年02月26日公表)
中小企業の経営者は、どう読むか
代金の一部を現金で、一部を買い手の自己株式で払う形です。実行の日も二つに分かれています。
売り主は現金を受け取りつつ、買い手の株主としても残ります。売ったあとの関わりが続く形です。
中小企業の譲渡でも同じ形は選べます。買い手の現金の負担が軽くなり、売り主は今後の成長の分け前を受け取れます。
ただし株式はすぐに現金になりません。いつ、どう売れるのかを先に確かめておきます。
全部ではなく七割を取る形です。もとの株主が残るので、買ったあとも一緒に経営する前提になります。
株主が三人に分かれています。全部を動かすには三人の合意が揃う必要があります。
資本金が三百万円で従業員が四十七名の会社です。会社の大きさと、抱えている人の数は別です。
買っているのは設備ではなく、人を育てる仕組みです。その仕組みを作った人が残るかどうかが論点になります。