クリーク・アンド・リバー社は2024年2月29日、リヴァイ株式会社の株式取得(子会社化)を公表しました。開示資料は、対象会社が生成AIを活用したクリエイターの総合支援を行う企業として2023年5月に設立され、生成AIに関する情報を発信する会員サービスなどを展開していると記載しています。

開示された事実

譲受(買い手)株式会社クリーク・アンド・リバー社(4763・)
譲渡(売り手)対象会社の株主(大株主は個人1名が53.2%、その他が46.8%)
譲渡対象リヴァイ株式会社(AIに関するメディア事業、教育事業、開発事業、人材事業、コンサル事業およびイベント事業等)
所在地神奈川県横浜市西区北幸
手法株式譲渡(議決権の所有割合100%を取得して子会社化)
対価取得価額は株式取得の相手方との秘密保持契約に基づき非開示。第三者による株式価値の算定結果を勘案して決定したと記載。取得価額は開示基準には該当していないと記載
日程2024年2月29日 取締役会決議日/2024年3月1日(予定) 契約締結日/2024年3月13日(予定) 株式譲受実行日

異動前の所有株式数は0株(議決権の数0個・議決権所有割合0%)、譲受による取得株式数は普通株式52,625株(議決権の数52,625個)、移動後は普通株式52,625株(議決権の所有割合100%)です。取得価額は株式取得の相手方との秘密保持契約に基づき非開示とされ、第三者による株式価値の算定結果を勘案して決定したと記載されています。あわせて取得価額は開示基準には該当していないと記載されています(出典:株式会社クリーク・アンド・リバー社 2024年2月29日公表資料)

対象会社は、所在地が神奈川県横浜市西区北幸、事業内容がAIに関するメディア事業・教育事業・開発事業・人材事業・コンサル事業およびイベント事業等、資本金が7百万円、設立年月が2023年5月です。大株主及び持株比率は個人1名が53.2%、その他が46.8%と記載されています(出典:株式会社クリーク・アンド・リバー社 2024年2月29日公表資料)

対象会社の直近の経営成績及び財政状態について、開示資料は、2023年5月設立の企業であり決算期を迎えていないため非開示とすると記載しています。

買い手との資本関係・人的関係・取引関係は、いずれも該当事項がないと記載されています。

日程は、取締役会決議日が2024年2月29日、契約締結日が2024年3月1日(予定)、株式譲受実行日が2024年3月13日(予定)です。今期の買い手の連結業績への影響は軽微だが、中長期的に連結業績の向上に資するものと記載されています。

出典: 株式会社クリーク・アンド・リバー社「リヴァイ株式会社の株式取得(子会社化)に関するお知らせ」(2024年02月29日公表)

中小企業の経営者は、どう読むか

設立から一年に満たない会社です。決算期を一度も迎えていないので、見る数字がありません。

だから値段は、過去の実績ではなく、これから何ができるかで決まります。前提の置き方で金額が動きます。

中小企業の譲渡でも、数字が薄い会社ほど「何を買っているのか」の説明が要ります。

この場合は人と、作ってきた会員サービスということになります。その人が残るかどうかが論点です。

株主が過半の個人と、その他に分かれています。全部を集めるには、相手の数だけ合意が要ります。

値段は秘密保持契約で出していませんが、開示が要らない大きさだとも書いています。規模の程度だけを示す形です。

買い手はクリエイターの分野で事業をしています。隣の技術を扱う会社を取り込む形です。

決議の日より契約の日が後になっています。先に決めて、翌日に結ぶ段取りです。

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本記事は、各社が公表した適時開示資料などの一次情報を当社が要約したものです。当社の成約実績ではなく、当社が関与した案件でもありません。記載の事実は公表日時点のもので、その後変更されることがあります。詳細は出典の資料をご確認ください。