明光ネットワークジャパンは2024年2月29日、株式会社ランウェルネスの株式取得(子会社化)を公表しました。開示資料は、買い手が「自立学習」「個別指導」方式による個別指導塾の直営及びフランチャイズシステムでの全国展開に取り組んできたことを記載しています。

開示された事実

譲受(買い手)株式会社明光ネットワークジャパン(4668・)
譲渡(売り手)株式会社ランシステム(対象会社の株式100%を保有)
譲渡対象株式会社ランウェルネス(児童発達支援事業)
所在地神奈川県横浜市都筑区北山田
手法株式譲渡(議決権所有割合100%を取得して子会社化)
対価取得価額は普通株式380百万円。このほかアドバイザリー費用等が発生すると記載
日程2024年2月28日 取締役会決議日/2024年2月29日 契約締結日/2024年3月25日(予定) 株式譲渡実行日

異動前の所有株式数は0株(議決権の数0個・議決権所有割合0%)、取得株式数は普通株式1,000株(議決権の数1,000個)、異動後は普通株式1,000株(議決権所有割合100%)です。取得価額は普通株式380百万円で、このほかアドバイザリー費用等が発生すると記載されています(出典:株式会社明光ネットワークジャパン 2024年2月29日公表資料)

対象会社は、所在地が神奈川県横浜市都筑区北山田、事業内容が児童発達支援事業、資本金が10,000千円、設立年月日が2015年10月16日です。大株主及び持株比率は株式会社ランシステムが100%と記載されています(出典:株式会社明光ネットワークジャパン 2024年2月29日公表資料)

対象会社の純資産は2021年6月期△38,230千円、2022年6月期4,004千円、2023年3月期24,216千円、総資産は同じ順に178,876千円、175,433千円、198,774千円と記載されています(出典:株式会社明光ネットワークジャパン 2024年2月29日公表資料)

買い手との資本関係・人的関係・取引関係は、いずれも該当事項がないと記載されています。

日程は、取締役会決議日が2024年2月28日、契約締結日が2024年2月29日、株式譲渡実行日が2024年3月25日(予定)です。本件が買い手の連結業績に与える影響は軽微と見込むと記載されています。

出典: 株式会社明光ネットワークジャパン「株式会社ランウェルネスの株式取得(子会社化)に関するお知らせ」(2024年02月29日公表)

中小企業の経営者は、どう読むか

対象会社は最初の期に純資産がマイナスで、そこから二期で戻しています。直前の一期だけを見ると、この動きは見えません。

決算期が途中で変わっています。期間の長さが違う数字を並べて比べないよう、注意して見るところです。

売り手は上場会社で、子会社を手放す形です。グループの中で置き場所が変わる話です。

児童発達支援は、自治体の指定で成り立つ事業です。株式を買う形なら指定は会社に残りますが、人員の基準は満たし続けます。

とくに人に紐づく要件(児童発達支援管理責任者など)は、人が抜けると満たせなくなります。先に確かめる論点です。

買い手は教育の会社で、買う相手は福祉の事業です。隣の分野へ出る形で、必要な人の資格が変わります。

値段は、株の代金だけを示し、専門家への費用は「発生する」とだけ書いています。総額はこの開示では分かりません。

契約から実行まで一か月弱です。自治体への届出が間に入ると、日程はこのくらいになります。

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本記事は、各社が公表した適時開示資料などの一次情報を当社が要約したものです。当社の成約実績ではなく、当社が関与した案件でもありません。記載の事実は公表日時点のもので、その後変更されることがあります。詳細は出典の資料をご確認ください。