SREホールディングスは2024年3月7日、株式会社メディックスの発行するすべての株式を取得して子会社化することを決定したと公表しました。取得するのは5,460株で、取得後の議決権所有割合は100%となります。取得前の所有株式数は0株です。取得価額は2,834百万円です(出典:SREホールディングス株式会社 2024年3月7日公表資料)

開示された事実

譲受(買い手)SREホールディングス株式会社(2980・東証プライム)
譲渡(売り手)メディックスの株主(開示資料は「相手先が個人のため非開示とさせていただきます」と記載)
譲渡対象株式会社メディックス(治療院向けクラウドレセコン提供、レセプト業務支援 等)
所在地東京都千代田区
手法株式譲渡(5,460株・議決権所有割合100%を取得して子会社化)
対価2,834百万円。公平性・妥当性を確保するため、第三者機関によるデューデリジェンス結果等に基づき、類似企業比較法、ディスカウント・キャッシュ・フロー法による株式価値算定結果を勘案して決定したと記載。取得資金は金融機関からの借入により調達する予定
日程2024年3月7日 契約締結/2024年4月1日 株式譲渡実行(予定)

対象会社は、所在地が東京都千代田区神田淡路町1丁目1番1号、事業内容が治療院向けクラウドレセコン提供、レセプト業務支援等、資本金が93百万円、設立年月日が1989年1月25日です。大株主及び持株比率については、開示資料が「相手先が個人のため非開示とさせていただきます」と記載しています(出典:SREホールディングス株式会社 2024年3月7日公表資料)

対象会社の経営成績は、2023年12月期が売上高1,255百万円・営業利益74百万円・当期純利益50百万円です。売上高は2021年12月期が1,212百万円、2022年12月期が1,223百万円で、営業利益は52百万円、57百万円から増加しています。財政状態は2023年12月期末の純資産が1,455百万円、総資産が3,379百万円です(出典:SREホールディングス株式会社 2024年3月7日公表資料)

取得価額については、公平性・妥当性を確保するため、第三者機関によるデューデリジェンス結果等に基づき、類似企業比較法、ディスカウント・キャッシュ・フロー法による株式価値算定結果を勘案して決定したと記載されています。取得のための資金は金融機関からの借入により調達する予定と記載されています。

株式取得の相手先についても、相手先が個人のため非開示とされています。買い手と相手先との間に資本関係、人的関係、取引関係及び関連当事者への該当事項はなく、属性について確認済みであると記載されています。

開示資料は取得の理由について、少子高齢化という社会課題の進展によりその課題を解決するビジネスの市場規模の拡大が見込まれており、買い手がヘルスケア領域のAI/ITソリューション創出を進めてきたことを挙げています。対象会社は約2,200の治療院向けにクラウドレセコン提供やレセプト業務支援を行ってきたと記載されています(出典:SREホールディングス株式会社 2024年3月7日公表資料)

日程は、2024年3月7日が契約締結日、2024年4月1日が株式譲渡実行日(予定)です。本件株式取得による2024年3月期の連結業績に与える影響はないと記載されています。

出典: SREホールディングス株式会社「株式会社メディックスの株式の取得(子会社化)に関するお知らせ」(2024年03月07日公表)

中小企業の経営者は、どう読むか

値段は二十八億円で、純資産の約一.九倍です。売上は十二億円ほどの会社です。

設備ではなく、使ってくれている治療院とのつながりに値段が付いています。

約二千二百の治療院が、毎月この会社の仕組みで保険の請求をしています。やめにくい関係です。

中小企業でも、毎月決まって入る収入を持つ会社は高く評価されます。切れにくいからです。

逆に、一度きりの売上ばかりの会社は、同じ売上高でも評価が下がります。来年の保証が無いからです。

売り手は個人で、相手先の情報は非開示です。買い手は属性の確認をしたと一行だけ書いています。

買い手は資金を金融機関からの借入で用意します。手元の現金ではなく、借りて買う形です。

借りて買う相手は、返せる見込みを数字で説明できる会社を選びます。毎月の収入はその材料です。

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本記事は、各社が公表した適時開示資料などの一次情報を当社が要約したものです。当社の成約実績ではなく、当社が関与した案件でもありません。記載の事実は公表日時点のもので、その後変更されることがあります。詳細は出典の資料をご確認ください。