ハルメクホールディングスは2024年3月19日、花と緑の研究所株式会社の株式取得を決定したと公表しました。開示資料は、本株式取得により対象会社が2024年4月1日付で連結子会社となる予定であると記載しています。

開示された事実

譲受(買い手)株式会社ハルメクホールディングス(7119・東証グロース)
譲渡(売り手)開示資料に譲渡人の記載はない
譲渡対象花と緑の研究所株式会社(押し花教室の運営管理及び教材の製造・販売事業、ブライダルブーケの押し花・レカンフラワーへの加工制作・販売事業)
所在地神奈川県横浜市神奈川区
手法株式譲渡(開示資料に取得株式数・議決権所有割合の記載はない。連結子会社となる予定)
対価開示資料に取得価額の記載はない
日程2024年3月19日 取締役会決議・契約締結/2024年4月1日 株式譲渡実行(予定)

対象会社は、所在地が神奈川県横浜市神奈川区西神奈川1丁目6−1、事業内容が押し花教室の運営管理及び教材の製造・販売事業、ブライダルブーケの押し花・レカンフラワーへの加工制作・販売事業、資本金が3百万円、設立年月日が1991年4月1日です(出典:株式会社ハルメクホールディングス 2024年3月19日公表資料)

買い手との関係について、買い手グループのコミュニティ事業において対象会社が「講師」として講座・イベントの開催等の取引があると記載されています。資本関係・人的関係については該当事項がないとされています。

開示資料は、対象会社が日本を代表する押し花作家によって1991年に設立され、押し花教室の運営や展覧会・イベント事業等を行っていると記載しています。

開示資料は取得の理由について、買い手グループが「50代からの女性がよりよく生きることを応援します。」を経営理念に掲げ、雑誌を基盤とするコンテンツ事業、物販事業、コミュニティ事業等を展開していることを挙げています。グループの成長戦略実現に向けた、自律成長するコミュニティの仕組み開発を目的として株式取得を決定したとしています。

買い手グループで共同開催しているアクティブシニア層に向けた押し花教室が好評を得ており、対象会社の押し花教室を行うインストラクターの指導育成ノウハウに加え、材料調達・押し花作成ノウハウをグループとして有効活用することで、コミュニティの形成による顧客基盤の拡大と他事業へのクロスセルによる収益力の向上を行うと記載されています。

開示資料に取得株式数・議決権所有割合・取得価額の記載はありません。日程は、2024年3月19日が取締役会決議日と契約締結日、2024年4月1日が株式譲渡実行日(予定)です。連結業績に与える影響は現時点では軽微と記載されています。

出典: 株式会社ハルメクホールディングス「花と緑の研究所株式会社の株式取得に関するお知らせ」(2024年03月19日公表)

中小企業の経営者は、どう読むか

買う前から、この会社は買い手の講座で講師をしていました。相手の仕事を見てきた関係です。

教室の商売で値段が付くのは、生徒ではなく教える人を育てる手順のほうです。

指導者を育てるノウハウがあれば、教室は増やせます。一人の腕では増やせません。

中小企業でも同じことが問われます。社長一人の技なのか、人に移せる手順になっているか。

手順書と研修の仕組みがあれば、それ自体が買われる理由になります。

逆に、全部が社長の頭の中にあると、買い手は引き継げるか分かりません。

この開示は、株数も値段も書いていません。取引が小さく、開示の基準に届かない形です。

書かれていないことと、無いことは違います。書かれていない、と読むのが正しい読み方です。

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本記事は、各社が公表した適時開示資料などの一次情報を当社が要約したものです。当社の成約実績ではなく、当社が関与した案件でもありません。記載の事実は公表日時点のもので、その後変更されることがあります。詳細は出典の資料をご確認ください。