メディカル一光グループは2024年4月5日、連結子会社である株式会社メディカルケア一光が、共創未来メディカルケア株式会社の介護事業を譲り受けると公表しました。譲り受ける事業の内容は、通所介護事業、小規模多機能ホーム、グループホームの運営等の介護事業です。
開示された事実
| 譲受(買い手) | メディカル一光グループ株式会社(3353・東証スタンダード) |
|---|---|
| 譲渡(売り手) | 共創未来メディカルケア株式会社(東京都新宿区市谷山伏町2番2号。大株主は東邦ホールディングス株式会社100%) |
| 譲渡対象 | 共創未来メディカルケア株式会社が営む介護事業(通所介護事業、小規模多機能ホーム、グループホームの運営等の介護事業) |
| 所在地 | 東京都新宿区 |
| 手法 | 事業譲受け。買い手の連結子会社(買い手の孫会社)である株式会社メディカルケア一光が譲り受ける。開示資料は、事業譲受け日における事業の円滑な承継のために必要となる土地、建物等の資産については譲渡会社から賃貸借する予定であり、負債は譲受けないと記載している |
| 対価 | 事業譲受け価額は当事者間の契約によって非開示 |
| 日程 | 2024年4月 事業譲渡契約の締結(予定)/2024年7月 事業譲受け実行日(予定) |
譲受け部門の直前事業年度における経営成績は、2023年3月期の売上高が407百万円、経常利益が△71百万円です(出典:メディカル一光グループ株式会社 2024年4月5日公表資料)
事業譲受け価額は、当事者間の契約によって非開示とされています。開示資料は、事業譲受け日における事業の円滑な承継のために必要となる土地、建物等の資産については譲渡会社から賃貸借する予定であり、負債は譲受けないと記載しています。
譲受ける会社は所在地が東京都新宿区上落合2丁目26番3号、事業内容が介護事業、資本金が10,000千円、設立が2024年1月で、大株主は株式会社ハピネライフ一光が100%です。譲渡会社は所在地が東京都新宿区市谷山伏町2番2号、資本金が50,000千円、設立が2003年1月で、大株主は東邦ホールディングス株式会社が100%です(出典:メディカル一光グループ株式会社 2024年4月5日公表資料)
開示資料は、買い手が譲渡会社の株式を保有する東邦ホールディングス株式会社の関連会社から医療用医薬品を購入していると記載しています。
日程は、2024年4月が事業譲渡契約の締結(予定)、2024年7月が事業譲受け実行日(予定)です。買い手は本件が連結業績に与える影響について、軽微であると記載しています。
出典: メディカル一光グループ株式会社「当社連結子会社(当社孫会社)の事業譲受けに関するお知らせ」(2024年04月05日公表)
中小企業の経営者は、どう読むか
赤字の介護事業を、事業譲渡の形で引き取る例です。負債は引き継ぎません。
土地と建物も買わず、譲渡会社から借りる予定だと書いてあります。
株式を買えば、その会社の負債も契約も、知らないものまで一緒に来ます。
事業譲渡なら、受け取るものを選べます。これが株式譲渡との一番の違いです。
売る側から見ると、残った会社と負債が自分の手元に残ります。
介護は利用者と職員の同意や許認可の引き継ぎが要るので、手数は増えます。
それでも赤字の事業を手放すとき、事業譲渡が選ばれることがあります。
譲受け価額は非開示です。金額は分かりません。