エイチ・ツー・オー リテイリングは2024年5月15日、株式会社関西フードマーケットを完全子会社化する株式交換契約を締結したと公表しました。簡易株式交換により行われます。
開示された事実
| 譲受(買い手) | エイチ・ツー・オー リテイリング株式会社(8242・東証プライム) |
|---|---|
| 譲渡(売り手) | 株式会社関西フードマーケットの株主(株式交換により買い手の株式が割当交付される) |
| 譲渡対象 | 株式会社関西フードマーケット(食品スーパーの運営・管理) |
| 所在地 | 兵庫県伊丹市 |
| 手法 | 株式交換(簡易株式交換)。買い手を株式交換完全親会社、対象会社を株式交換完全子会社とする。開示資料は、2024年6月20日開催予定の対象会社の定時株主総会において本株式交換契約が承認可決されること等を条件としていると記載している。株式交換の効力発生日に先立ち、対象会社の普通株式は上場廃止となる予定 |
| 対価 | 株式交換比率は対象会社の普通株式1株に対して買い手の普通株式1株。買い手が交付する株式数は普通株式20,040,297株(予定) |
| 日程 | 2024年5月15日(水) 株式交換契約の取締役会決議日(両社)・株式交換契約締結日/2024年6月20日 対象会社の定時株主総会(予定)/2024年7月31日 株式交換の効力発生日(予定) |
株式交換比率は、対象会社の普通株式1株に対して買い手の普通株式1株です。買い手が本株式交換により交付する株式数は普通株式20,040,297株(予定)です(出典:エイチ・ツー・オー リテイリング株式会社 2024年5月15日公表資料)
開示資料は、本株式交換契約において2024年6月20日開催予定の対象会社の定時株主総会において本株式交換契約が承認可決されること等を条件としていること、株式交換の効力発生日(2024年7月31日(予定))に先立ち対象会社の普通株式が上場廃止となる予定であることを記載しています。
対象会社は所在地が兵庫県伊丹市中央5丁目3番38号、事業内容が食品スーパーの運営・管理です。買い手は所在地が大阪市北区角田町8番7号、事業内容がグループ会社の経営企画・管理、資本金が17,796百万円です(出典:エイチ・ツー・オー リテイリング株式会社 2024年5月15日公表資料)
開示資料は、2024年3月31日現在、買い手グループが買い手並びに連結子会社47社及び持分法適用会社9社で構成され、阪急百貨店と阪神百貨店を運営する百貨店事業、食品の製造・加工から食品スーパーでの販売・宅配までを行う食品事業、ショッピングセンターやビジネスホテルを運営する商業施設事業のほか専門店など幅広く事業を展開していることを記載しています。
対象会社については、1959年7月に相互産業株式会社として設立し、関西地方で食品スーパーマーケットを中心とする事業を展開し、1974年8月に株式会社関西スーパーマーケットへと商号変更を行ったこと、2016年11月14日に買い手との関係ができたことが記載されています。
中小企業の経営者は、どう読むか
比率は一株に対して一株です。きれいに揃っています。
揃っているのは偶然ではなく、両社の株価と価値から算定した結果です。
交換比率は小数になることが普通なので、一対一は意図して合わせた形に見えます。
親会社が上場子会社を完全子会社にする動きです。近年よく見られます。
上場を二つ維持する費用と、少数株主への配慮が重いからです。
中小企業でも、グループ内に複数の会社があると同じ論点が出ます。
分けておく意味がなくなった会社は、合わせたほうが管理が軽くなります。
ただし合わせると、分けていたことで得ていた税や許認可の利点を失うこともあります。