燦ホールディングスは2024年7月12日、株式会社きずなホールディングスの株券等に対する公開買付けの開始を公表しました。開示資料は、対象者株式及び新株予約権の全てを取得し対象者を買い手の完全子会社とするための取引の一環として本公開買付けを実施することを決議したと記載しています。
開示された事実
| 譲受(買い手) | 燦ホールディングス株式会社(9628・東証プライム) |
|---|---|
| 譲渡(売り手) | 応募する対象者株主および新株予約権者(公開買付け) |
| 譲渡対象 | 株式会社きずなホールディングス(証券コード:7086)(葬儀関連事業) |
| 所在地 | 東京都港区 |
| 手法 | 公開買付け。対象者株式及び新株予約権の全てを取得し、対象者を買い手の完全子会社とするための取引の一環。開示資料は、本開示日現在、買い手が対象者株式及び新株予約権を所有していないと記載している。買付予定数の下限は4,694,700株で、下限に満たない場合は応募株券等の全部の買付け等を行わない |
| 対価 | 普通株式1株につき、金2,120円(新株予約権についても買付けの対象) |
| 日程 | 2024年7月12日(金曜日) 取締役会決議日/2024年7月16日(火曜日)から2024年8月27日(火曜日)まで(30営業日) 届出当初の買付け等の期間 |
買付け等の価格は、普通株式1株につき金2,120円です。届出当初の買付け等の期間は2024年7月16日(火曜日)から2024年8月27日(火曜日)まで(30営業日)です。開示資料は、対象者の請求に基づく延長の可能性は該当事項がないと記載しています(出典:燦ホールディングス株式会社 2024年7月12日公表資料)
買付予定数の下限は4,694,700株で、応募株券等の数の合計が下限に満たない場合は応募株券等の全部の買付け等を行わないとされています。開示資料は、本開示日現在、買い手が対象者株式及び新株予約権を所有していないと記載しています(出典:燦ホールディングス株式会社 2024年7月12日公表資料)
開示資料は、買い手が対象者の筆頭株主である投資事業有限責任組合(所有株式数2,176,654株、所有割合30.80%)、第2位株主である投資組合(所有株式数744,206株、所有割合10.53%)、第4位株主である投資組合(所有株式数192,058株、所有割合2.72%)などと協議を行ったことを記載しています(出典:燦ホールディングス株式会社 2024年7月12日公表資料)
対象会社は所在地が東京都港区浜松町2丁目2番12号、資本金が165,586千円(2024年2月29日現在)です。
開示資料は、価格の検討の経緯として、2024年6月10日の対象者株式の終値が1,534円、直近1ヶ月間の終値単純平均値が1,514円であったことを記載しています。買い手は売上高100億円の達成を目指していると記載されています(出典:燦ホールディングス株式会社 2024年7月12日公表資料)
出典: 燦ホールディングス株式会社「株式会社きずなホールディングス(証券コード:7086)の株券等に対する公開買付けの開始に関するお知らせ」(2024年07月12日公表)
中小企業の経営者は、どう読むか
買い手は一株も持っていない状態から、全部を取りに行っています。
先に大株主のファンド三者と話をしてから、公開買付けに入る形です。
上位の株主を合わせると四割を超えます。ここが固まれば成立は見えます。
中小企業の譲渡でも、順番は同じです。主要な株主から固めていきます。
株価千五百円台の会社に、一株二千百二十円を出しています。
差は、買い手が見込む統合後の価値です。市場の値段とは別の計算です。
売る側から見れば、市場価格は出発点であって上限ではありません。
ただしそれは、買い手にとって意味がある相手である場合に限られます。