アルーは2024年7月18日、クインテグラル株式会社の株式を取得して子会社化すると公表しました。
開示された事実
| 譲受(買い手) | アルー株式会社(7043・東証グロース) |
|---|---|
| 譲渡(売り手) | トレノケートホールディングス株式会社(ITトレーニング等の事業を行う企業グループの統括管理。対象会社の株式を100%保有) |
| 譲渡対象 | クインテグラル株式会社(AMA(アメリカンマネジメントアソシエーション)が開発するリーダーシップ、マネジメント、コミュニケーション等のトレーニングの提供) |
| 所在地 | 東京都新宿区 |
| 手法 | 株式取得(子会社化) |
| 対価 | 取得価額 クインテグラル株式会社の普通株式 218百万円 |
| 日程 | 2024年7月18日 取締役会決議日・契約締結日/2024年10月18日 実行日(予定) |
取得株式数は1,000株、取得価額は対象会社の普通株式218百万円です。取得前の議決権所有割合は0%、取得後は100%です(出典:アルー株式会社 2024年7月18日公表資料)
対象会社は所在地が東京都新宿区西新宿六丁目8番1号、事業内容がAMAが開発するリーダーシップ、マネジメント、コミュニケーション等のトレーニングの提供、資本金が30百万円、設立が2012年1月5日で、大株主はトレノケートホールディングス株式会社が100%です。経営成績は、売上高が180百万円、210百万円、311百万円、営業損益が△11百万円、△44百万円、4百万円、純資産が6百万円、△2百万円、1百万円と記載されています(出典:アルー株式会社 2024年7月18日公表資料)
開示資料は目的について、買い手が2003年に人材育成サービス提供を目的とする会社として設立し、主に国内大手企業向けに人材育成事業を行っていることを記載しています。
対象会社については、グローバルスタンダードのトレーニングを提供することで顧客のグローバル戦略を実現できる人材育成事業を行っていると記載されています。買い手は従来よりハイレイヤー層への研修サービスの強化が課題であったが、本株式取得により新人・若手層からハイレイヤー層まで一貫して付加価値の高い研修プログラムの提供が実現できるとしています。
出典: アルー株式会社「クインテグラル株式会社の株式取得(子会社化)に関するお知らせ」(2024年07月18日公表)
中小企業の経営者は、どう読むか
契約から実行まで三か月あります。短くない期間です。
売り手が法人で、グループから一社を切り出す形だからです。
グループ内で共有していた機能や契約を分ける作業が入ります。
中小企業でも、複数の会社を持っていると同じことが起きます。
総務や経理をまとめている、同じ事務所を使っている、といった重なりです。
どこで線を引くかを決めないと、譲渡したあとに業務が止まります。
純資産はほぼゼロの会社で、値段は二億一千八百万円です。
見ているのは、提供できる研修の種類が増えることです。