ポエックは2024年7月29日、アイエススプリンクラー株式会社の株式を取得して子会社化することについて、株式譲渡契約を締結したと公表しました。
開示された事実
| 譲受(買い手) | 株式会社ポエック(9264・東証スタンダード) |
|---|---|
| 譲渡(売り手) | 対象会社の個人株主(持株比率100%) |
| 譲渡対象 | アイエススプリンクラー株式会社(スプリンクラーヘッド、流水検知装置、一斉開放弁等の製造) |
| 所在地 | 和歌山県橋本市 |
| 手法 | 株式取得(子会社化)に係る株式譲渡契約の締結 |
| 対価 | 取得価額は760,000千円 |
| 日程 | 2024年7月29日 取締役会決議日/2024年7月29日 株式譲渡契約締結日/2024年7月30日(予定) 株式譲渡実行日 |
取得株式数は普通株式200株(議決権所有割合:100%)、取得価額は760,000千円です。取得前の議決権所有割合は0%、取得後は100%となります(出典:株式会社ポエック 2024年7月29日公表資料)
対象会社は所在地が和歌山県橋本市隅田町山内1691-5、事業内容がスプリンクラーヘッド、流水検知装置製造及び一斉開放弁等、資本金が10,000千円で、株主は個人株主が100%です。経営成績は、売上高が179,165千円、447,900千円、617,746千円、営業利益が△17,649千円、81,413千円、120,073千円、純資産が158,208千円、225,007千円、309,587千円と3期分が記載されています(出典:株式会社ポエック 2024年7月29日公表資料)
開示資料は、買い手グループが環境・エネルギー関連機器の販売、動力・重機関連機器及び防災・安全関連機器の製造・販売を主な事業内容としており、連結子会社6社と持分法適用会社1社で構成されていることを記載しています。
開示資料は対象会社について、1983年に消火用スプリンクラーヘッドの製品開発を目的として個人創業され、1991年にスプリンクラーヘッドの製造販売を目的に法人化されたもので、創業41年、設立33年の業歴を有すると記載しています。
出典: 株式会社ポエック「アイエススプリンクラー株式会社の株式取得(子会社化)に係る株式譲渡契約書締結に関するお知らせ」(2024年07月29日公表)
中小企業の経営者は、どう読むか
個人が全部の株を持つ会社の、株を全部買う取引です。
中小企業の譲渡でいちばん多い形がこれです。
値段は七億六千万円と開示されています。
直近の純資産は約三億円で、売上は三期で三倍以上になっています。
伸びているところを評価されると、純資産を上回る値段が付くことがあります。
逆に、純資産があっても伸びていなければ、そうはなりません。
買い手は防災・安全の機器を扱っており、対象会社は消火設備の部品を作っています。
同じ分野で、仕入れていたものを自社で作れるようになる組み合わせです。
創業から四十年を超えた会社の、代が替わる場面でもあります。