アルメディオは2024年8月2日、日本NER株式会社が営んでいる「資源・材料販売」事業を譲り受けると公表しました。契約締結日と事業譲受日はいずれも2024年8月2日です。
開示された事実
| 譲受(買い手) | 株式会社アルメディオ(7859・東証スタンダード) |
|---|---|
| 譲渡(売り手) | 日本NER株式会社(鳥取県鳥取市) |
| 譲渡対象 | 日本NER株式会社の「資源・材料販売」事業(研究開発材料の輸入販売、シリコン材料の研究開発等) |
| 所在地 | 鳥取県鳥取市 |
| 手法 | 事業譲受。開示資料は、本件事業に関する資産及び負債は譲受の対象に含まれないと記載している |
| 対価 | 譲受金額は相手先との協議により非開示とされている。決済方法は現金決済 |
| 日程 | 2024年8月2日 契約締結日/2024年8月2日 事業譲受日 |
譲受事業の内容は資源・材料販売事業です。開示資料は、本件事業に関する資産及び負債は譲受の対象に含まれないと記載しています。
事業譲受価格について、譲受金額は相手先との協議により非開示とされています。決済方法は現金決済です。
譲渡会社は所在地が鳥取県鳥取市良田401-1、事業内容が研究開発材料の輸入販売、シリコン材料の研究開発等、資本金が2,000万円、設立が2002年11月5日(2009年9月24日に現社名に変更)、売上高が32,176千円です。営業利益については相手先との協議により非開示とされています(出典:株式会社アルメディオ 2024年8月2日公表資料)
開示資料は目的について、買い手が事業構造の転換を図りM&Aにも積極的に取り組んでいく方針であること、譲受事業が国内外の大手製造メーカー・商社・大学・国および地方の研究開発機関等、幅広い販売チャネルを持っており、買い手が今後市場参入を予定しているSiO製品等の販売チャネルの確保およびCNF製品の商流増や新たな商材確保のシナジーが見込まれることを記載しています。
開示資料は、これにより買い手が譲渡会社の資源・材料販売事業を継承し、ナノマテリアル事業において事業を開始する予定であると記載しています。
出典: 株式会社アルメディオ「事業譲受に関するお知らせ」(2024年08月02日公表)
中小企業の経営者は、どう読むか
買っているのは会社ではなく、事業の一部です。
しかも資産と負債は対象に含まれないと書かれています。
渡っているのは、取引先とのつながりと商流そのものです。
設備や在庫を伴わない事業譲受は、中小企業でも起こります。
得意先の名簿、仕入れの経路、担当者との関係が中身になります。
形のないものなので、値段の根拠を示しにくい取引です。
買い手が挙げているのは、販売チャネルの確保という理由です。
自社の新しい製品を売る先を、先に手に入れるという筋になります。
売り手の側も、自社の強みが取引先との関係にあるなら、事業だけを譲る選択肢があります。