美樹工業は2024年8月26日、株式会社ヒョウ工務店の発行済議決権付普通株式の全てを取得する株式譲渡契約を締結し、同社を子会社化することを決議したと公表しました。契約締結日および株式譲渡実行日はいずれも2024年8月29日を予定しています。
開示された事実
| 譲受(買い手) | 美樹工業株式会社(1718・東証スタンダード) |
|---|---|
| 譲渡(売り手) | 対象会社の個人株主3名 |
| 譲渡対象 | 株式会社ヒョウ工務店(建設事業(兵庫県神戸市を中心とした建築工事等)) |
| 所在地 | 兵庫県神戸市北区 |
| 手法 | 株式取得(子会社化)。対象会社の発行済議決権付普通株式の全てを取得する株式譲渡契約を締結する |
| 対価 | 取得価額は開示資料に記載がない |
| 日程 | 2024年8月26日 取締役会決議日/2024年8月29日(予定) 契約締結日/2024年8月29日(予定) 株式譲渡実行日 |
取得株式数は1,200株で、取得前の議決権所有割合は0%、取得後は100%となります。取得価額は開示資料に記載がありません(出典:美樹工業株式会社 2024年8月26日公表資料)
対象会社は所在地が兵庫県神戸市北区、事業内容が建設事業、資本金が60,000千円、設立が2001年12月27日です。株主は個人3名で、持株比率はそれぞれ83.4%、8.3%、8.3%です。経営成績は、売上高が1,041,173千円、営業利益が53,944千円、純資産が412,665千円、1株当たり純資産が343,888円と記載されています(出典:美樹工業株式会社 2024年8月26日公表資料)
買い手は所在地が兵庫県姫路市北条951番地1、事業内容が総合建設業、資本金が764,815千円、設立が1962年1月23日です。
開示資料は目的について、買い手がこれまで兵庫県内を中心として建設工事・土木工事・設備工事などの施工を行ってきたこと、対象会社が兵庫県神戸市を中心とした建築工事等を展開していること、子会社化により技術者と協力会社の相互活用による受注拡大、買い手グループの信用力を背景とした様々な物件の獲得による事業競争力の強化を進めることを記載しています。
開示資料は、本件による今期(2024年12月期)の業績に与える影響は軽微であると記載しています。
出典: 美樹工業株式会社「株式会社ヒョウ工務店の株式の取得(子会社化)に関するお知らせ」(2024年08月26日公表)
中小企業の経営者は、どう読むか
同じ県内の建設会社同士の取引です。
買い手は姫路、対象会社は神戸を地盤にしています。
県内でも、地域によって取引先と現場が分かれます。
買い手が挙げているのは、技術者と協力会社の相互活用です。
建設業では、人と協力会社の確保がそのまま受注の上限になります。
だから同業を買う理由が、売上よりも人と取引網になります。
株主は三名で、うち一人が八十三パーセントを持っています。
残り二名が約八パーセントずつで、役員が持つ形によくあります。
全部を渡すなら、この少数株主の分もまとめて動かす必要があります。