ツナググループ・ホールディングスは2024年8月29日、株式会社アドバンスニュースの株式を取得し子会社化すると公表しました。契約締結日および実行日はいずれも2024年10月1日を予定しています。
開示された事実
| 譲受(買い手) | ツナググループ・ホールディングス株式会社(6551・東証グロース) |
|---|---|
| 譲渡(売り手) | 対象会社の個人株主(持株比率100%) |
| 譲渡対象 | 株式会社アドバンスニュース(雇用・労働政策に特化した現場取材および報道) |
| 所在地 | 東京都港区 |
| 手法 | 株式取得(子会社化) |
| 対価 | 取得価額は20,000千円(予定) |
| 日程 | 2024年8月29日 取締役会決議日/2024年10月1日(予定) 契約締結日/2024年10月1日(予定) 実行日 |
取得株式数は355株(100%)で、取得前の議決権所有割合は0%、取得後は100%となります。取得価額は20,000千円(予定)です(出典:ツナググループ・ホールディングス株式会社 2024年8月29日公表資料)
対象会社は所在地が東京都港区元赤坂1-1-7、資本金が3,550千円、設立が2010年10月14日で、株主は個人が100%です。経営成績は、売上高が35,811千円、36,129千円、37,892千円、営業利益が488千円、△3,193千円、△8,112千円、純資産が2,433千円、428千円、△530千円と3期分が記載されています(出典:ツナググループ・ホールディングス株式会社 2024年8月29日公表資料)
開示資料は、買い手グループが2030年労働需給ギャップ解消に向けて、従来の支援先であるサービス業・飲食・小売を中心としたチェーン展開企業だけでなく、製造・医療介護などの支援業種・提供ソリューションの拡大を推進していることを記載しています。
開示資料は、労働に関する法改正が1980年代では約20件、1990年代と2000年代では約40件、2010年代は約50件と増加傾向にあること、「労務」に関する知識だけではなくセンシング(感知)・フォーキャストする力をつけることが買い手グループのケイパビリティ向上に必要と考えていたことを記載しています。
開示資料は対象会社について、2010年の設立以来、雇用・労働政策に特化した最前線の現場取材を行ってきたことを記載しています。
出典: ツナググループ・ホールディングス株式会社「株式会社アドバンスニュースの株式取得(子会社化)に関するお知らせ」(2024年08月29日公表)
中小企業の経営者は、どう読むか
売上三千七百万円の会社が、二千万円で売れています。
直近期は営業赤字で、純資産もマイナスに転じています。
それでも取引が成立し、金額も開示されています。
二千万円という規模は、中小企業の譲渡でも小さいほうです。
仲介の手数料を考えると、割に合わない水準でもあります。
だから小規模な譲渡は、相手が決まっている形が多くなります。
この件も、買い手が取材と報道の力を欲しがっていました。
買い手が明確なら、手間も費用も小さく収まります。
規模が小さい会社は、相手を先に見つけられるかが分かれ目になります。