極東貿易は2024年8月30日、株式会社三幸商会の株式を取得し子会社化すると公表しました。実行日は2024年10月1日を予定しています。株式は5名から取得します。
開示された事実
| 譲受(買い手) | 極東貿易株式会社(8093・東証スタンダード) |
|---|---|
| 譲渡(売り手) | 対象会社の株主5名(当事者間の秘密保持の合意に基づき非開示とされている) |
| 譲渡対象 | 株式会社三幸商会(汎用プラスチック・エンジニアリングプラスチック・溶射材及び関連する成形機、高周波・超音波機器などの国内販売、輸出事業等) |
| 所在地 | 愛知県名古屋市千種区 |
| 手法 | 株式取得(子会社化) |
| 対価 | 取得価額は対象会社の普通株式が3,700百万円、アドバイザリー費用等(概算額)が240百万円、合計(概算額)3,940百万円 |
| 日程 | 2024年8月30日 取締役会決議日/2024年8月30日 契約締結日/2024年10月1日(予定) 実行日 |
取得株式数は53,971株(議決権の数:53,971個)で、取得前の議決権所有割合は0.0%、取得後は100.0%となります(出典:極東貿易株式会社 2024年8月30日公表資料)
取得価額は、対象会社の普通株式が3,700百万円、アドバイザリー費用等(概算額)が240百万円、合計(概算額)が3,940百万円です(出典:極東貿易株式会社 2024年8月30日公表資料)
対象会社は所在地が愛知県名古屋市千種区内山3-3-2、事業内容が汎用プラスチック・エンジニアリングプラスチック・溶射材及び関連する成形機、高周波・超音波機器などの国内販売、輸出事業等、資本金が50,000,000円、設立が1957年5月1日です。株主及び持株比率は当事者間の秘密保持の合意に基づき非開示とされています。1株当たり純資産は45,774円、49,003円、51,192円と3期分が記載されています(出典:極東貿易株式会社 2024年8月30日公表資料)
開示資料は、買い手グループが中期経営計画「KBKプラスワン2025」において新たな事業価値を生み出すM&Aを実行することを重点施策の一つとしていること、東南アジアやインドの経済成長を新たな機会と捉えていることを記載しています。
開示資料は対象会社について、中京地区に基盤を置く汎用プラスチック・エンジニアリングプラスチック及び溶射材を取り扱う専門商社であり、自動車部品・電化製品から半導体関連まで幅広い産業分野の樹脂材料のサプライチェーンに貢献していること、海外進出した顧客の事業を支えるため中国・東南アジア地域にも展開していることを記載しています。
出典: 極東貿易株式会社「株式会社三幸商会の株式取得(子会社化)に関するお知らせ」(2024年08月30日公表)
中小企業の経営者は、どう読むか
助言費用が二億四千万円で、株式代金の六・五パーセントです。
三十七億円の取引だと、これくらいの費用がかかります。
買い手にも仲介や調査の費用がかかる、ということです。
売り手の側にも、同じように費用が発生します。
仲介手数料、税理士や弁護士の費用、そして税金です。
譲渡代金がそのまま手元に残ることはありません。
この会社は設立から六十七年、株主は五名です。
長く続いた会社では、株が複数の人に分かれていることが多いものです。
全員の合意を取るまでが、譲渡の最初の仕事になります。