タクマは2024年9月25日、連結子会社である株式会社日本サーモエナーが株式会社第一産機及び株式会社産機エンジニアリングの株式を取得し、買い手の孫会社とすると公表しました。実行日は2024年9月30日を予定しています。
開示された事実
| 譲受(買い手) | 株式会社タクマ(6013・東証プライム) |
|---|---|
| 譲渡(売り手) | 対象会社の個人株主(大株主が個人であることから開示を控えるとされている) |
| 譲渡対象 | 株式会社第一産機 および 株式会社産機エンジニアリング(バイオマスボイラ等の計画、設計の請負) |
| 所在地 | 宮城県石巻市 |
| 手法 | 株式取得(孫会社化)。買い手の連結子会社である株式会社日本サーモエナーが取得する |
| 対価 | 取得価額は相手先との協議により非開示とされている |
| 日程 | 2024年9月25日 取締役会決議日/2024年9月25日 契約締結日/2024年9月30日(予定) 実行日 |
取得前の議決権所有割合は0%、取得後は100%となります。取得価額は相手先との協議により非開示とされています(出典:株式会社タクマ 2024年9月25日公表資料)
株式会社第一産機は所在地が宮城県石巻市鹿又字下谷地188番地、事業内容がバイオマスボイラ等の計画、設計の請負、資本金が10,000,000円、設立が1995年7月24日です。株主は大株主が個人であることから開示を控えるとされています。経営成績は、売上高が435百万円、375百万円、501百万円、営業利益が14百万円、6百万円、6百万円、純資産が69百万円、76百万円、89百万円と3期分が記載されています。もう1社は売上高が33百万円、31百万円、30百万円、営業利益が1百万円、3百万円、3百万円、純資産が10百万円、12百万円、12百万円です(出典:株式会社タクマ 2024年9月25日公表資料)
株式を取得する連結子会社の株式会社日本サーモエナーは所在地が東京都港区白金台3丁目2番10号(白金台ビル)、事業内容が汎用ボイラの製造、販売、メンテナンス、資本金が491,400,000円、設立が1961年8月1日で、株主は買い手が100%です(出典:株式会社タクマ 2024年9月25日公表資料)
開示資料は、買い手グループが第14次中期経営計画(2024~2026年度)において事業戦略に合致したM&A・アライアンスを積極的に推進することとしていること、国内の汎用ボイラ市場は成熟市場であるものの低・脱炭素化製品の市場は需要拡大が見込まれていることを記載しています。
開示資料は、株式会社第一産機が畜産業や農業などの地域産業において発生する副産物を有効活用し化石燃料の使用を抑制できる小型のバイオマスボイラの製造、販売等を手掛けていること、もう1社が第一産機よりバイオマスボイラの設計業務を請け負っていることを記載しています。
出典: 株式会社タクマ「当社連結子会社による株式会社第一産機及び株式会社産機エンジニアリングの株式の取得(孫会社化)に関するお知らせ」(2024年09月25日公表)
中小企業の経営者は、どう読むか
二社をまとめて買っています。片方は設計を請け負う会社です。
売上五億円の会社と、三千万円の会社の組み合わせです。
小さいほうは、大きいほうの仕事を受けるためにあります。
中小企業では、この形がよくあります。
工事の会社と設計の会社、営業の会社と製造の会社など。
分けている理由は、許認可や税務の都合が多いものです。
ただし譲るときは、片方だけでは事業になりません。
買い手は両方を見て、まとめて取ることになります。
複数社に分けているなら、全部を渡す前提で考える必要があります。