カー用品のイエローハットは2024年12月25日、株式会社ワイ・インターナショナルの株式432,800株を取得し、議決権所有割合100.0%とすることを公表しました。相手方はプライベート・エクイティ投資及び金銭債権投資を中心とした投資ビジネスを行う投資会社が関与するファンドです(出典:株式会社イエローハット 2024年12月25日公表資料)。

開示された事実

譲受(買い手)株式会社イエローハット(9882・東証プライム)
譲渡対象株式会社ワイ・インターナショナル(小売関連)
所在地日本
手法株式取得。投資ファンドから432,800株(議決権所有割合100.0%)を取得
対価非開示(当事者間の守秘義務により非開示)
日程取締役会決議・契約締結 2024年12月25日/株式譲渡実行 2025年1月31日(予定)

取得価額は当事者間の守秘義務により非開示とされています(出典:株式会社イエローハット 2024年12月25日公表資料)。

買い手と当該ファンド、業務執行組合員、国内代理人との間の関係については、いずれも該当事項がないとされています。

取締役会決議と契約締結は2024年12月25日、株式譲渡実行日は2025年1月31日を予定しています(出典:株式会社イエローハット 2024年12月25日公表資料)。

契約から実行まで約1か月が置かれています。

出典: 株式会社イエローハット(TDnet適時開示。TDnetでの公開期間が終了しているため、URLは株探が保存する原本PDF)「株式会社ワイ・インターナショナルの株式の取得(子会社化)に関するお知らせ」(2024年12月25日公表)

中小企業の経営者は、どう読むか

売り手は投資ファンドです。ファンドは一定の期間で株式を手放す前提で投資しているので、いずれ次の株主を探します。この案件では、その次の株主が同じ業界の事業会社でした。ファンドに渡した会社が、その先どうなるのかという問いへの実例です。

ファンドが売り手の場合、相手は株式を売ることに慣れています。資料も整っていて、手続も速く進みます。逆に言えば、買い手の側にとっては条件の交渉が厳しくなる相手でもあります。

取得価額は守秘義務により非開示です。売り手がファンドでも、金額を出さない形は取れます。

契約から実行まで一か月ほどです。前提条件の確認や社内手続に時間がかかります。契約を交わした日に代金が動くわけではありません。

買い手は同じ業界の事業会社です。自社の店舗網や仕入の力と組み合わせて伸ばすという考え方です。ファンドの次に来るのは事業を伸ばせる相手であることが多いという点は、譲渡先を考えるときの材料になります。

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本記事は、各社が公表した適時開示資料などの一次情報を当社が要約したものです。当社の成約実績ではなく、当社が関与した案件でもありません。記載の事実は公表日時点のもので、その後変更されることがあります。詳細は出典の資料をご確認ください。