ラクスは2025年2月10日開催の取締役会で、自社のインターネット接続事業およびホスティングサービス事業「グローバルウェッブインターネットサービス(GWS)」を会社分割(簡易吸収分割)によりライド株式会社へ承継させることを決議したと公表しました。
開示された事実
| 譲受(買い手) | ライド株式会社(吸収分割承継会社。東京都千代田区・非上場) |
|---|---|
| 譲渡(売り手) | 株式会社ラクス(吸収分割会社。コード 3923・東証プライム) |
| 譲渡対象 | ラクスのインターネット接続事業およびホスティングサービス事業「グローバルウェッブインターネットサービス(GWS)」(インターネット接続、ホスティングサービス) |
| 所在地 | 東京都渋谷区 |
| 手法 | 会社分割(簡易吸収分割)。ラクスを分割会社、ライド社を承継会社とする |
| 対価 | ラクスがライド社より金銭15百万円の交付を受ける予定(効力発生日までに諸条件に変動が生じた場合は調整される可能性があると記載) |
| 日程 | 取締役会決議日 2025年2月10日/契約締結日(予定)2025年2月10日/効力発生日(予定)2025年4月1日 |
分割の対価として、ラクスはライド社から金銭15百万円の交付を受ける予定です。効力発生日までに諸条件に変動が生じた場合は、その変動に応じて調整される可能性があると記載されています(出典:株式会社ラクス 2025年2月10日公表資料)
この会社分割は、ラクスの総資産の減少額が直近事業年度末の純資産額の10%未満で、かつ売上高の減少額が直近事業年度の売上高の3%未満と見込まれるため、開示事項の一部を省略して開示されています(出典:株式会社ラクス 2025年2月10日公表資料)
会社法第784条第2項に定める簡易吸収分割に該当するため、ラクスは株主総会の承認を得ることなく行うとされています。効力発生日は2025年4月1日の予定です。
承継会社のライド社は、レンタルサーバー「Speever」やホームページ制作「ZIUS」を提供するIT企業で、2004年8月20日の設立、資本金は50百万円です(出典:株式会社ラクス 2025年2月10日公表資料)
出典: 株式会社ラクス(TDnet適時開示。TDnetでの公開期間が終了しているため、URLは株探が保存する原本PDF)「会社分割(簡易吸収分割)に関するお知らせ」(2025年02月10日公表)
中小企業の経営者は、どう読むか
上場企業が、自社の一部の事業を他社へ渡した取引です。買うだけでなく、手放す側にもなります。
吸収分割は、事業に属する資産と債務をまとめて移す方法です。契約で定めたものが、効力発生日に移ります。
規模が小さい分割では、株主総会の承認が要りません。会社法に基準が置かれています。
中小企業でも、本業から離れた事業を切り出して譲ることがあります。残す事業に集中するための整理です。
分割の対価が、効力発生日までの変動で調整されうると書かれています。切り出す範囲は、最後まで動きます。