賃料保証を手がけるジェイリースは2025年7月1日、株式会社エイエフビイの全株式を取得して完全子会社化することを取締役会で決議したと公表しました。
開示された事実
| 譲受(買い手) | ジェイリース株式会社(7187・東証プライム) |
|---|---|
| 譲渡対象 | 株式会社エイエフビイ(総合広告業務(テレビ・ラジオ・新聞・屋外広告、イベント運営、グラフィック・Web・映像制作)) |
| 所在地 | 大分県大分市 |
| 手法 | 株式譲渡(個人株主・法人株主から全株式を取得し完全子会社化) |
| 対価 | 株式取得価額6百万円、アドバイザリー費用等の概算1百万円、合計の概算7百万円 |
| 日程 | 取締役会決議 2025年7月1日 |
開示資料によれば、エイエフビイは1971年9月設立、資本金16,000千円の総合広告業務を行う会社で、大分県有数の歴史ある総合広告代理店として地元の主要放送局をはじめ数多くの顧客を有しています。株式は個人株主が62.5%、別の個人株主が3.1%を保有し、ほかに個人株主1名と法人株主5社が34.4%を保有していました(出典:ジェイリース株式会社 2025年7月1日公表資料)。
ジェイリースは、エイエフビイの蓄積されたノウハウとメディアネットワークを取り込むことで、自社グループのマーケティングやプロモーション機能の強化が期待できるとし、取引先の不動産会社向けの物件紹介動画の制作など新サービスの開発にもつなげるとしています。
中小企業の経営者は、どう読むか
賃料保証の会社が広告代理店を迎えるという、業種をまたぐ組み合わせです。買い手が挙げているのは、自社グループの機能として広告・制作の力を持つことと、取引先向けの新しいサービスでした。
株式が複数の個人と法人に分かれて保有されている形です。全株式を取得するには、株主それぞれから同意を得る必要があります。長く続いた会社ほど株主が分散していることがあり、誰が何株持っているかの確認が最初の作業になります。
半世紀を超えて地域の放送局や企業と取引してきた関係が、買い手の説明の中心にあります。取引の一覧と継続年数を整理しておくと、その価値が相手に伝わりやすくなります。