コンヴァノは2025年7月4日、連結子会社である虎ノ門キャピタル株式会社において、2025年4月3日に株式会社アセットクリエイトの株式取得を実行していたと公表しました。アセットクリエイトおよび関連する日本美容・ヘルスケア成長投資1号組合、株式会社TKBCの資本金または出資金が自社の資本金の額の100分の10以上に相当し、特定子会社に該当するとしています。

開示された事実

譲受(買い手)株式会社コンヴァノ(連結子会社の虎ノ門キャピタル株式会社が取得)(6574・東証グロース)
譲渡対象株式会社アセットクリエイト(日本美容・ヘルスケア成長投資1号組合の無限責任組合員)(ファンドの管理・運営)
所在地東京都港区
手法株式譲渡(連結子会社が株式を取得。取得により対象会社と関連する組合・会社が特定子会社に該当)
対価普通株式 1円(開示資料に「アドバイザリー費用等は発生しておりません」と記載)
日程取締役会日 2025年4月3日/契約締結日 2025年4月3日/株式譲渡実行日 2025年4月3日(公表は2025年7月4日)

開示資料によれば、アセットクリエイトは2018年5月設立、資本金10百万円で、事業はファンドの管理・運営です。直近3期の売上高は1百万円、-百万円、-百万円、純資産はいずれも△17百万円です。大株主および持株比率は相手先の要望により開示を控えるとされています(出典:株式会社コンヴァノ 2025年7月4日公表資料)。

取得株式数は200株で、取得後の議決権所有割合は100%です。取得価額はアセットクリエイトの普通株式1円で、開示資料には「本件はアドバイザリー費用等は発生しておりません」と記載されています(出典:株式会社コンヴァノ 2025年7月4日公表資料)

コンヴァノは、M&Aを活用して美容業界および周辺領域のプレイヤーをロールアップすることを中長期的な事業戦略としており、本件はその第1号案件であると説明しています。アセットクリエイトが上記ファンドの無限責任組合員であり、美容領域の有望企業を保有していることから、事業シナジーと投資機会の拡大を図る目的があるとしています。

出典: 株式会社コンヴァノ(TDnet適時開示。TDnetでの公開期間が終了しているため、URLは株探が保存する原本PDF)「子会社における孫会社の異動に関するお知らせ」(2025年07月04日公表)

中小企業の経営者は、どう読むか

買い手は、同じ業界の会社を次々に傘下に収めていく方針を掲げ、その最初の案件としてファンドを運営する会社を選んでいます。事業会社を直接買うのではなく、投資の器を押さえるところから始めた形です。

株の代金が、額面としてはごくわずかです。純資産がマイナスの会社では、この形になることがあります。

ただし、ただで手に入るわけではありません。借入や債務を引き継ぐので、払う額は小さくても負担は残ります。

取得の実行と公表の間に数か月の開きがあります。特定子会社に該当することが分かった時点での開示であり、取引の日と公表の日は必ずしも一致しません。

同じ業界の会社をまとめて傘下に入れようとする買い手は、中小企業の承継でも現れます。相手がどういう方針で買い集めているのかは、譲渡後に自社がどう扱われるかに直結します。

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本記事は、各社が公表した適時開示資料などの一次情報を当社が要約したものです。当社の成約実績ではなく、当社が関与した案件でもありません。記載の事実は公表日時点のもので、その後変更されることがあります。詳細は出典の資料をご確認ください。