キャッシュレス決済の基盤を提供するトランザクション・メディア・ネットワークスは2025年8月14日、システムエンジニアリングサービスとソフトの受託開発を営む株式会社フォー・ジェイの株式を個人株主から取得し、完全子会社化することを決定したと公表しました。
開示された事実
| 譲受(買い手) | 株式会社トランザクション・メディア・ネットワークス(5258・東証グロース) |
|---|---|
| 譲渡対象 | 株式会社フォー・ジェイ(システムエンジニアリングサービス、ソフト受託開発) |
| 所在地 | 東京都新宿区 |
| 手法 | 株式譲渡(個人株主から株式700株(予定)を取得し、完全子会社化) |
| 対価 | 普通株式 300百万円、アドバイザリー費用等(概算)41百万円、合計(概算)341百万円 |
| 日程 | 取締役会決議・契約締結 2025年8月14日/実行 2025年9月30日(予定) |
開示資料によれば、フォー・ジェイは2002年1月設立、資本金40,000千円で、直近3期の売上高は576百万円、602百万円、605百万円、営業利益は7百万円、0百万円、5百万円です。取得株式数は700株(予定)で、取得価額は普通株式300百万円とアドバイザリー費用等の概算41百万円、実行は2025年9月30日の予定です(出典:株式会社トランザクション・メディア・ネットワークス 2025年8月14日公表資料)。
トランザクション・メディア・ネットワークスは、自社で起用している派遣・業務委託の技術者の一部を内製化して外部支出を減らし利益を改善すること、対象会社が開発からインフラ、運用保守、サポートまで一貫したサービスを提供していることを取得の理由に挙げています。
中小企業の経営者は、どう読むか
発注元が、技術者を派遣してもらっていた会社そのものを迎え入れる例です。外注先を内製化する目的の承継では、日々の取引で技術者の力量を知っている相手が買い手になります。
利益がほぼ出ていない会社でも、技術者の体制に価値が置かれて価額が示されています。SES業の承継では、技術者の数と稼働、取引先との契約の継続が評価の中心になります。