雑誌の定期購読サービスを運営する富士山マガジンサービスは2025年8月25日、時計専門誌の出版やWebメディアの運営、自社時計ブランドの企画・販売を営む株式会社シーズ・ファクトリーの全株式を個人株主2名から取得し、連結子会社化することを決定したと公表しました。
開示された事実
| 譲受(買い手) | 株式会社富士山マガジンサービス(3138・東証スタンダード) |
|---|---|
| 譲渡対象 | 株式会社シーズ・ファクトリー(時計専門誌の出版、Webメディアの運営、広告業、自社時計ブランドの企画・製造・販売) |
| 所在地 | 東京都港区 |
| 手法 | 株式譲渡(個人株主2名から全株式200株を取得し、連結子会社化) |
| 対価 | 普通株式(概算)174.7百万円(取得に関する費用は別途) |
| 日程 | 取締役会決議日 2025年8月25日/契約締結日 2025年8月25日(予定)/払込期日 2025年8月29日(予定) |
開示資料によれば、シーズ・ファクトリーは1990年10月設立、資本金10,000千円で、直近3期の売上高は180,640千円、208,086千円、228,395千円、営業利益は11,203千円、25,646千円、14,665千円です。取得株式数は200株で、取得価額は普通株式の概算で174.7百万円です(出典:株式会社富士山マガジンサービス 2025年8月25日公表資料)。
富士山マガジンサービスは、興味を生きがいにするというミッションのもと、主力の雑誌販売に加えてコミュニティやイベント、商品販売など周辺の事業を広げる方針を掲げ、その一環として本件を位置づけています。
中小企業の経営者は、どう読むか
特定の分野に特化した出版社が、雑誌の流通を担う上場企業に迎え入れられた例です。読者という顧客基盤と専門性のあるコンテンツが、規模より重く見られています。
出版と自社ブランド商品の両方を持つ会社の承継です。事業の柱が複数ある場合、買い手がどの部分を主に評価しているかを理由の記述から読み取ることができます。