仮設足場の製造・販売を主力とする信和は2025年8月29日、名古屋市で型枠・土木工事を主軸に土木建築の請負を営む海津建設株式会社の株式を個人株主から取得し、子会社化することを決定したと公表しました。
開示された事実
| 譲受(買い手) | 信和株式会社(3447・東証スタンダード) |
|---|---|
| 譲渡対象 | 海津建設株式会社(土木建築請負、設計施工等(型枠・土木工事が主軸)) |
| 所在地 | 愛知県名古屋市 |
| 手法 | 株式譲渡(個人株主から株式64,000株を取得し、子会社化) |
| 対価 | 非開示(開示資料に「売主個人の所得に関する情報のため非開示」と記載) |
| 日程 | 取締役会決議 2025年8月29日/契約締結 2025年9月初旬(予定)/実行 2025年10月1日(予定) |
開示資料によれば、海津建設は1967年1月設立、資本金3,200万円で、直近3期の売上高は1,784百万円、2,741百万円、2,329百万円、営業利益は54百万円、20百万円、48百万円です。取得株式数は64,000株で、取得価額は売主個人の所得に関する情報のため非開示、実行は2025年10月1日の予定です(出典:信和株式会社 2025年8月29日公表資料)。
信和は、中期経営計画で既存事業との相乗効果が期待できるM&Aを推進し新たな事業の柱を育てることを基本戦略とし、対象会社が半世紀以上にわたり型枠・土木工事で高い技術力と工事品質の信頼を得てきたことを取得の理由に挙げています。
出典: 信和株式会社(TDnet適時開示。TDnetでの公開期間が終了しているため、URLは株探が保存する原本PDF)「海津建設株式会社の株式の取得(子会社化)に関するお知らせ」(2025年08月29日公表)
中小企業の経営者は、どう読むか
足場を作るメーカーが、足場を使う側の工事会社を迎え入れる例です。製品の供給先である施工会社を承継することで、買い手は現場の機能を自社に取り込んでいます。
年ごとの売上の振れが大きい工事業でも、技術と品質の評価で承継が成り立っています。工事業では、有資格者と施工体制を承継後も維持できることが前提になります。