印刷を起点にクリエイティブサービスを展開する日本創発グループは2025年10月3日、京都市で紙筒や包装資材、化粧箱の製造を営む株式会社鈴木松風堂の株式を個人株主から取得し、連結子会社化したことを公表しました。決議、契約、実行は同日です。

開示された事実

譲受(買い手)株式会社日本創発グループ(7814・東証スタンダード)
譲渡対象株式会社鈴木松風堂(紙筒、包装資材、化粧箱等の製造業)
所在地京都府京都市
手法株式譲渡(個人株主から株式21,059株(自己株式を除く全株式)を取得し、連結子会社化)
対価普通株式 1,225百万円、アドバイザリー費用等 88百万円、合計 1,314百万円
日程取締役会決議・契約締結・実行 2025年10月3日

開示資料によれば、鈴木松風堂は1893年創業、1952年12月設立、資本金25百万円で、直近3期の売上高は1,600百万円、1,601百万円、1,550百万円、営業損益は△12百万円、8百万円、18百万円です。取得株式数は21,059株で、取得価額は普通株式1,225百万円とアドバイザリー費用等88百万円の合計1,314百万円です(出典:株式会社日本創発グループ 2025年10月3日公表資料)。

日本創発グループは、対象会社が紙筒を事業の中核として包装資材へ事業を広げ、化粧箱や菓子容器の企画デザインから製造販売までを手がける長い業歴に裏打ちされた会社であることを取得の理由に挙げています。

出典: 株式会社日本創発グループ(TDnet適時開示。TDnetでの公開期間が終了しているため、URLは株探が保存する原本PDF)「株式会社鈴木松風堂の株式の取得による連結子会社化に関するお知らせ」(2025年10月03日公表)

中小企業の経営者は、どう読むか

明治期に創業した老舗の製造業が、印刷を起点とする上場グループに迎え入れられた例です。利益の薄い時期でも、業歴とものづくりの技術、顧客の幅が評価されて価額が示されています。

自己株式を多く持つ会社で、残る株式をすべて取得する形です。過去に株主から株式を買い取って自己株式にしてきた会社では、譲渡の対象を整理しやすい利点があります。

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本記事は、各社が公表した適時開示資料などの一次情報を当社が要約したものです。当社の成約実績ではなく、当社が関与した案件でもありません。記載の事実は公表日時点のもので、その後変更されることがあります。詳細は出典の資料をご確認ください。