IT・新規事業開発・ファイナンスを事業の中核とするスカラは2026年7月23日、通信キャリアショップ向けのPOSシステムやマネジメントツールを提供する株式会社テラの株式を取得し、子会社化することを公表しました。
開示された事実
| 譲受(買い手) | 株式会社スカラ(4845・東証スタンダード) |
|---|---|
| 譲渡対象 | 株式会社テラ(通信キャリアショップ向けPOSシステムやマネジメントツール、BIツールの提供) |
| 手法 | 株式譲渡(株式3,872株を取得し、子会社化) |
| 対価 | 普通株式 840百万円、アドバイザリー費用等(概算)18百万円 |
| 日程 | 取締役会決議日 2026年7月23日/契約締結日 2026年7月23日/株式譲渡実行日 2026年9月1日 |
開示資料によれば、テラは2019年1月設立、資本金1百万円で、直近3期の売上高は1,266百万円、808百万円、959百万円、営業利益は392百万円、100百万円、180百万円です。取得株式数は3,872株で、取得価額は普通株式840百万円とアドバイザリー費用等の概算18百万円です(出典:株式会社スカラ 2026年7月23日公表資料)。
スカラは、中期経営計画の実現に向けて既存事業との相乗効果が期待できるM&Aを重要な成長戦略の一つとして推進していると説明し、本件をその一環として位置づけています。
出典: 株式会社スカラ(TDnet適時開示。TDnetでの公開期間が終了しているため、URLは株探が保存する原本PDF)「株式会社テラの株式取得(子会社化)に関するお知らせ」(2026年07月23日公表)
中小企業の経営者は、どう読むか
特定の業界向けにシステムを提供する会社が、事業会社に迎え入れられる例です。業界特化のソフトウェアは顧客基盤の継続性が評価され、資本金の大きさとは関係なく価値が認められます。
取得価額とアドバイザリー費用が開示されています。年ごとに業績の振れがある会社でも、顧客基盤と製品の位置づけによって評価が示されることが読み取れます。