ユーソナーは2026年9月15日、Empire State株式会社の株式を取得して子会社とすると公表しました。
開示された事実
| 譲受(買い手) | 株式会社ユーソナー(431A・東証グロース) |
|---|---|
| 譲渡(売り手) | Empire State株式会社の個人株主2名(住所は個人情報保護の観点および本人の意向により非開示。氏名は開示資料に記載があるが本記事では記載しない) |
| 譲渡対象 | Empire State株式会社(法人向け営業代行・BPO(営業戦略立案、インサイドセールス、フィールドセールス、営業組織構築、採用支援、生成AIを活用した業務効率化・DX支援)) |
| 所在地 | 日本 |
| 手法 | 株式取得(70.0%取得による子会社化) |
| 対価 | 取得株式数35株(議決権35個)。取得価額はEmpire State株式会社の普通株式145百万円、アドバイザリー費用等(概算額)30百万円、合計(概算額)175百万円。取得後の議決権所有割合70.0% |
| 日程 | 2026年9月15日 取締役会決議・契約締結/2026年10月1日 株式譲渡実行(予定) |
開示資料によれば、同社は中長期の経営ビジョンとして①データベース資産の拡充②データベース搭載プロダクトの拡充③データベースを戦略的に活用した周辺事業への進出の3方向の事業展開を掲げています。
Empire State社は法人向け営業代行・BPOを中心に、営業戦略立案、インサイドセールス、フィールドセールス、営業組織構築まで一気通貫した営業支援サービスを提供しており、スタートアップ企業から大手企業まで幅広い顧客への支援実績を有し、近年では採用支援や生成AIを活用した業務効率化・DX支援などにもサービス領域を拡大しているとされています。
取得株式数は35株(議決権35個)で、取得価額はEmpire State株式会社の普通株式145百万円、アドバイザリー費用等(概算額)30百万円、合計(概算額)175百万円です。取得後の議決権所有割合は70.0%となります(出典:株式会社ユーソナー 2026年9月15日公表資料)
日程は、取締役会決議日および契約締結日が2026年9月15日、株式譲渡実行日が2026年10月1日の予定です。
出典: 株式会社ユーソナー(TDnet 適時開示。東京証券取引所 適時開示情報閲覧サービス)「Empire State株式会社の株式取得(子会社化)に関するお知らせ」(2026年09月15日公表)
中小企業の経営者は、どう読むか
株の代金が一億四千五百万円で、アドバイザリー費用等が三千万円。株の代金に対して二割強です。
規模が小さい取引ほど、この比率は上がります。調査や手続の手間は、会社の大きさに比例しないからです。買い手の予算は価格だけでは組めません。
取得は七割にとどめています。残り三割は売り手側に残ります。経営に残ってもらう前提の設計です。
中小企業の譲渡でも、全部を売らずに一部を残す形はとれます。ただし、残した持ち分をいつ・いくらで買い取ってもらえるのかを、最初の契約で決めておきます。
決めていないと、数年後に「売りたいが買い手がいない」状態になります。少数株主の株は、外には売れません。