トーアミは2026年9月17日、テクノ(埼玉県入間市)の株式を取得して子会社とすると公表しました。
開示された事実
| 譲受(買い手) | 株式会社トーアミ(5973・東証スタンダード) |
|---|---|
| 譲渡(売り手) | 株式会社テクノの個人株主2名(各50%。いずれもテクノの創業家一族であり現経営陣=代表取締役および専務取締役。個人名は掲載していません) |
| 譲渡対象 | 株式会社テクノ(1990年4月19日設立、資本金20,000,000円、発行済株式数200株)(溶接金網、ユニット・システム鉄筋、スペーサー、断熱材、湧水処理、浮床材等の販売及び卸、並びに工事請負) |
| 所在地 | 埼玉県入間市 |
| 手法 | 株式取得(トーアミが198株=99%を取得。残る1株は渡部建設が取得) |
| 対価 | トーアミの取得株式数198株(議決権所有割合99%)、取得価額940,500,000円。取得価額の算定にあたっては、テクノの資産内容、収益状況及び将来の事業計画等を勘案し、当事者間の協議により決定 |
| 日程 | 2026年9月17日 取締役会決議・株式譲渡契約締結/2026年10月1日 株式譲渡実行(クロージング日) |
開示資料によれば、テクノは埼玉県入間市を拠点に建築・土木工事の施工を資材の販売と共に一貫して手掛ける、施工力と問屋機能を併せ持つ企業であり、関東圏において多数の取引先から自社の施工体制による現場対応で信頼を得ているとされています。同社はトーアミの主要な仕入先の一つとして既に継続的な取引関係にあり、株式取得により両社の連携を一層深めることで、グループの施工力の強化ならびに資材販売及び工事請負分野における事業基盤の拡大、収益機会の創出が期待できると判断したとしています。
テクノは1990年4月19日設立、資本金20,000,000円、発行済株式数200株で、株主は個人2名が各50%です。両名はいずれもテクノの創業家一族であるとともに現経営陣(代表取締役および専務取締役)であり、開示資料には個人情報保護の観点から氏名以外の記載は省略すると記載されています(出典:株式会社トーアミ 2026年9月17日公表資料)
トーアミの取得株式数は198株(議決権所有割合99%)、取得価額は940,500,000円です。取得価額の算定にあたっては、テクノの資産内容、収益状況及び将来の事業計画等を勘案し、当事者間の協議により決定したとされています。残る1株は渡部建設が取得します(出典:株式会社トーアミ 2026年9月17日公表資料)
日程は、取締役会決議日および株式譲渡契約締結日が2026年9月17日、株式譲渡実行日(クロージング日)が2026年10月1日です。
出典: 株式会社トーアミ(TDnet 適時開示。東京証券取引所 適時開示情報閲覧サービス)「株式会社テクノの株式取得(子会社化)に関するお知らせ」(2026年09月17日公表)
中小企業の経営者は、どう読むか
買い手の主要な仕入先です。もともと取引があった相手を、グループに入れる形です。
中小企業の譲渡で、いちばん現実的な相手はここです。仕入先、販売先、同じ現場で働いている会社。相手を探すより先に、いまの取引を見ます。
売り手は創業家の二人で、持ち分は半分ずつ。どちらも現役の経営陣です。二人の意見が揃って初めて話が動きます。
百九十八株を買い、一株だけ別の会社が取っています。百パーセントにしない理由は書かれていませんが、株主が二人以上いる状態を保つ形です。
価額の決め方は「資産内容、収益状況及び将来の事業計画等を勘案し、当事者間の協議により決定」。第三者算定機関の記載はありません。取引のある相手どうしでは、この形もあります。