淺沼組は2026年9月29日、2026年10月1日に予定している子会社Singapore Paints & Contractor Pte. Ltd. の第2回目の株式取得にあたり、2018年8月30日に開示した内容の一部を変更すると公表しました。
開示された事実
| 譲受(買い手) | 株式会社淺沼組(1852・東証プライム) |
|---|---|
| 譲渡(売り手) | Singapore Paints & Contractor Pte. Ltd. の株主(開示資料に相手先の記載なし) |
| 譲渡対象 | Singapore Paints & Contractor Pte. Ltd.(建築工事) |
| 所在地 | シンガポール |
| 手法 | 株式の段階取得(2018年8月30日開示の内容を変更。第2回目の取得株式数と取得価額、株式譲渡実行日を変更) |
| 対価 | 【変更前】第1回目516百万円/第2回目 非記載 【変更後】第1回目6,400千シンガポールドル(526百万円)/第2回目3,253千シンガポールドル(398百万円)(予定) |
| 日程 | 株式譲渡実行日(第2回目)【変更前】2023年10月(予定)→【変更後】2026年10月(予定) |
開示資料によれば、取得株式数は第2回目が100,000株から200,000株へ、異動後の所有株式数は500,000株から1,000,000株へ変更されます。取得価額は、変更前が第1回目516百万円・第2回目は非記載でしたが、変更後は第1回目6,400千シンガポールドル(526百万円)、第2回目3,253千シンガポールドル(398百万円・予定)となります。株式譲渡実行日は第2回目が2023年10月(予定)から2026年10月(予定)へ変更されます(出典:株式会社淺沼組 2026年9月29日公表資料)。
変更の理由として、取得株式数および異動後の所有株式数については、2023年11月20日に対象会社の総合建築ライセンスのグレードアップを目的とした増資が実施され株式数が増加したことに伴うものと記載されています。
取得価額については、第1回目は取得実行時の為替レートに基づき円換算額を修正したものであり、シンガポールドル建ての取得価格に変更はないこと、第2回目については当初の開示資料では第2回目の株式譲渡実行時に当事者間で協議の上決定することとしていたと記載されています(出典:株式会社淺沼組 2026年9月29日公表資料)。
中小企業の経営者は、どう読むか
最初の開示から八年が経っています。段階的に買う約束をしていても、実際に次の段階へ進むまでにこれだけの年月がかかることがあります。
二回目の値段は、最初の時点では決めず「そのときに協議して決める」としていました。決めておかない選び方もあるということですが、そのぶん、実行の時期も金額も先送りになります。
そのあいだに対象会社が増資をして、株式数が変わっています。買う約束をした株数が、会社の側の事情で意味を変えてしまう例です。段階取得を約束するなら、増資や株式分割があったときにどうするかも決めておくことになります。
第一回目の金額も、円換算のしかたを直しています。外貨建ての取引では、契約の通貨での金額は変わらなくても、円で見た金額は動きます。どちらで約束しているのかを確かめておく必要があります。