WOWOWは2026年10月1日、株式会社NTTドコモとのエンターテインメント映像コンテンツ配信事業「Lemino」に関する資本業務提携について、新会社の合弁会社化が完了したと公表しました。2026年6月16日付の公表を受けたものです。

開示された事実

譲受(買い手)株式会社WOWOW(4839・東証プライム)
譲渡(売り手)株式会社NTTドコモ(分割会社。新会社株式の譲渡人)
譲渡対象株式会社WOWOW Lemino(新会社)(エンターテインメント映像コンテンツ配信事業)
所在地東京都港区
手法吸収分割と株式譲渡の組み合わせ。買い手が設立した新会社へ、NTTドコモが配信事業「Lemino」を新会社株式を対価とする吸収分割で承継させ、その後NTTドコモから買い手へ新会社株式を譲渡して買い手が51%を取得。あわせて買い手がNTTドコモに対し第三者割当による新株式の発行を行う
対価開示資料に分割の対価の金額および株式譲渡の価額の記載なし(新会社の資本金は100,000,000円)
日程2026年6月15日 共同事業契約・株式譲渡契約・引受契約を締結/2026年6月17日 新会社設立/2026年8月12日 吸収分割契約を締結/2026年10月1日 第三者割当増資の払込期日・会社分割の効力発生日・株式譲渡の実行日・新会社営業開始日・資本業務提携の開始日

取引の形は、買い手が新たに設立する会社へNTTドコモが運営する配信事業を、新会社の普通株式を対価とする吸収分割の方法で承継させ、その後NTTドコモから買い手へ新会社株式を譲渡して買い手が51%を取得するものです。あわせて買い手がNTTドコモに対し第三者割当による新株式の発行を行います(出典:株式会社WOWOW 2026年10月1日公表資料)

新会社の名称は株式会社WOWOW Leminoで、所在地は東京都港区、2026年6月17日設立、資本金は100,000,000円です。大株主及び持株比率は買い手が51%、NTTドコモが49%です(出典:株式会社WOWOW 2026年10月1日公表資料)

日程は、共同事業契約・株式譲渡契約・引受契約の締結が2026年6月15日、新会社設立が2026年6月17日、吸収分割契約の締結が2026年8月12日、第三者割当増資の払込期日・会社分割の効力発生日・株式譲渡の実行日・新会社の営業開始日・資本業務提携の開始日がいずれも2026年10月1日です(出典:株式会社WOWOW 2026年10月1日公表資料)

開示資料に分割の対価の金額および株式譲渡の価額の記載はありません。第三者割当増資の払込手続きも同日完了し、詳細は同日公表の別の開示資料を参照するよう記載されています。

新会社は買い手の連結子会社であり、買い手の従業員が新会社の役員を兼務すると記載されています。2027年3月期の連結業績への影響は精査中としています。

出典: 株式会社WOWOW「(開示事項の経過)WOWOWとNTTドコモによる映像コンテンツ配信事業「Lemino」の吸収分割による合弁会社化の完了に関するお知らせ」(2026年10月01日公表)

中小企業の経営者は、どう読むか

事業を切り出し、その対価として新しい会社の株を受け取り、さらにその株を売るという三段の形です。一つの取引が複数の手続きの組み合わせでできています。

過半だけを取り、残りは相手に残しています。経営は自分が決める一方で、相手にも続けて関わってもらう形です。

受け皿の会社を先に作り、契約を結び、分割し、株を渡す。日付が工程ごとに分かれています。中小企業の譲渡でも、日程表はこの順に組みます。

最後の五つの日付が同じ日に置かれています。効力が同時に発生しないと、途中の状態で止まってしまうためです。

買い手は、相手に対して自社の株も発行しています。お金だけでなく、自社の株主になってもらう形で結びつきを作ることもあります。

業績への影響は精査中として後日に回しています。数字を急いで出さないのは、確かめている印でもあります。

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本記事は、各社が公表した適時開示資料などの一次情報を当社が要約したものです。当社の成約実績ではなく、当社が関与した案件でもありません。記載の事実は公表日時点のもので、その後変更されることがあります。詳細は出典の資料をご確認ください。