ココペリは2023年10月26日、キー・ポイント株式会社の株式を取得して子会社化することを公表しました。
開示された事実
| 譲受(買い手) | 株式会社ココペリ(4167・) |
|---|---|
| 譲渡(売り手) | キー・ポイント株式会社の株主(個人2名。開示資料の持株比率は75%と25%) |
| 譲渡対象 | キー・ポイント株式会社(システム開発(企業向けファイル共有、メール管理等の自社開発サービスと大手企業向けの受託開発)) |
| 所在地 | 神戸市中央区 |
| 手法 | 株式譲渡(議決権の100%を取得して子会社化)。取得後に買い手から取締役(非常勤)および監査役(非常勤)を派遣する予定 |
| 対価 | 非開示(開示資料は、株式取得の相手先の意向により開示を差し控えるとしたうえで、公正妥当な金額で取得していると記載) |
| 日程 | 2023年10月26日 取締役会決議・契約締結/2023年11月1日 株式譲渡実行 |
取得株式数は240株で、取得前の議決権所有割合は0%、取得後は100%です。取得後に買い手から取締役(非常勤)および監査役(非常勤)を派遣する予定と注記されています(出典:株式会社ココペリ 2023年10月26日公表資料)
対象会社は1996年11月25日設立、所在地は神戸市中央区、資本金は20百万円で、システム開発を行っています。持株比率は個人2名が75%と25%です(出典:株式会社ココペリ 2023年10月26日公表資料)
対象会社の2023年6月期は売上高214百万円、営業利益7百万円、経常利益14百万円、当期純利益はマイナス18百万円、純資産額5百万円、総資産額116百万円です。2021年6月期の売上高は211百万円、2022年6月期は230百万円で、純資産額は22百万円、23百万円、5百万円と直近期に大きく減っています(出典:株式会社ココペリ 2023年10月26日公表資料)
取得価額は非開示です。開示資料は、相手先の意向により開示を差し控えるとしたうえで、公正妥当な金額で取得していると記載しています。
買い手は、対象会社のファイル共有システムが200社以上の企業に導入実績があること、自社が運営する中小企業向けプラットフォームを通じて全国の中小企業に提供することを記載しています。2024年3月期の業績への影響は精査中としています
出典: 株式会社ココペリ「キー・ポイント株式会社の株式の取得(子会社化)に関するお知らせ」(2023年10月26日公表)
中小企業の経営者は、どう読むか
営業の段階では黒字なのに、最終の損益はマイナスでした。純資産も直近期に大きく減っています。どの段階の数字を見るかで印象が変わるので、売り手は理由を説明できるようにしておきます。
株主は二人で、四分の三と四分の一に分かれていました。全部を集めるには少数側の同意も要ります。
買い手は、取得後に非常勤の役員を送ると書いています。経営を全部入れ替えるのではなく、見る目だけを置く形です。
買い手が挙げた理由は、導入してくれている会社の数でした。何社が使っているかは、それ自体が評価の材料になります。
決議から引き渡しまで六日です。先に話がまとまっていた形です。
価額は伏せていますが、相手の意向だと書いています。売り手が個人のとき、金額を出さない選択は珍しくありません。