ミライト・ワンは2023年11月10日、国際航業株式会社の株式を取得して子会社化することを公表しました。
開示された事実
| 譲受(買い手) | 株式会社ミライト・ワン(1417・) |
|---|---|
| 譲渡(売り手) | 国際航業株式会社の株主(ジオ ホールディングス エルピーが99.16%を保有。あわせて個人株主12名から取得予定) |
| 譲渡対象 | 国際航業株式会社(公共コンサルタント事業、インフラマネジメント事業、防災環境事業、LBSセンシング事業その他) |
| 所在地 | 東京都新宿区 |
| 手法 | 株式譲渡(議決権の100%を取得して連結子会社化)。対象会社が発行している新株予約権は、株式譲渡実行日と同日に対象会社が保有者から買い取ることを想定 |
| 対価 | 約455億円(アドバイザリー費用等は未定のため含まない)。対象会社の第1回・第2回新株予約権(合計2,104,200個、行使後は普通株2,104,200株に相当)の取得価額との合計は約480億円となる見込み |
| 日程 | 2023年11月10日 取締役会決議・契約締結/2023年12月22日(予定) 株式譲渡実行 |
取得株式数は38,482,103株(議決権38,482個)で、取得前の所有株式数はなく、取得後の議決権所有割合は100%です。開示資料は、個人株主12名から取得予定の株式数を含むと注記しています(出典:株式会社ミライト・ワン 2023年11月10日公表資料)
取得価額は約455億円です。アドバイザリー費用等は未定のため、この金額には含まれていません(出典:株式会社ミライト・ワン 2023年11月10日公表資料)
対象会社が発行している第1回・第2回新株予約権(合計2,104,200個、行使後は普通株2,104,200株に相当)については、株式譲渡実行日と同日に対象会社が保有者から買い取ることを想定しており、当該新株予約権の取得価額と上記の取得価額との合計は約480億円となる見込みと記載されています(出典:株式会社ミライト・ワン 2023年11月10日公表資料)
対象会社は1947年9月12日設立、所在地は東京都新宿区、資本金は6,794百万円で、公共コンサルタント事業やインフラマネジメント事業などを行っています。持株比率はジオ ホールディングス エルピーが99.16%です(出典:株式会社ミライト・ワン 2023年11月10日公表資料)
対象会社の2023年3月期の連結純資産は17,016百万円です。連結純資産は2021年3月期が21,456百万円、2022年3月期が11,757百万円と大きく動いています(出典:株式会社ミライト・ワン 2023年11月10日公表資料)
買い手と対象会社の間には、買い手および連結子会社との取引があると記載されています。
出典: 株式会社ミライト・ワン「国際航業株式会社の株式取得(子会社化)に関するお知らせ」(2023年11月10日公表)
中小企業の経営者は、どう読むか
株式の代金と、新株予約権の買取額が分けて書かれています。合計が二十五億円ほど増えます。将来株式に変わる権利が残っていると、全部を押さえるための金額はその分だけ上がります。
新株予約権は、買い手ではなく対象会社自身が買い取る形です。誰が買い取るかで資金の出どころが変わります。
助言にかかる費用が「未定のため含んでいない」と明記されています。金額を出すときに何を含んだかは、必ず確かめて読みます。
大株主のほかに、個人株主が十二名います。株式が分散している会社では、全部を集めるために一人ずつ話をまとめる必要があります。
七十年以上続いている会社です。長く続けた会社が、投資ファンドの傘下を経て事業会社へ渡る形もあります。
買い手と対象会社には、もともと取引がありました。仕事を通じて互いを知っている相手は、調査で見えない部分が少なくなります。