デジタル・インフォメーション・テクノロジーは2024年2月14日、株式会社ジャングルの株式取得(子会社化)を公表しました。開示資料は、買い手が1982年の創業以来、独立系システムインテグレーターとして金融系を主とした業務システム開発、システム運用保守サービス、車載・半導体系を主とした組込みシステム開発及び検証業務などを得意としていると記載しています。
開示された事実
| 譲受(買い手) | 株式会社デジタル・インフォメーション・テクノロジー(3916・) |
|---|---|
| 譲渡(売り手) | 対象会社の株主(個人2名。持株比率89.1%・10.9%) |
| 譲渡対象 | 株式会社ジャングル(ソフトウエアおよびサービスの企画、開発、販売) |
| 所在地 | 東京都千代田区神田錦町 |
| 手法 | 株式譲渡(議決権の所有割合100%を取得して子会社化) |
| 対価 | 取得価額は相手先との守秘義務契約に基づき非開示。公平性・妥当性を確保するため外部機関が実施した財務デュー・ディリジェンス等の結果を勘案し合理的な価額を決定したと記載 |
| 日程 | 2024年2月14日 取締役会決議日・契約締結日/2024年2月29日 株式譲渡実行日 |
移動前の所有株式数は0株(議決権の所有割合0%)、取得株式数は919株(議決権919個)、移動後は919株(議決権の所有割合100%)です。取得価額は相手先との守秘義務契約に基づき非開示とされ、公平性・妥当性を確保するため外部機関が実施した財務デュー・ディリジェンス等の結果を勘案し合理的な価額を決定したと記載されています(出典:株式会社デジタル・インフォメーション・テクノロジー 2024年2月14日公表資料)
対象会社は、所在地が東京都千代田区神田錦町、事業内容がソフトウエアおよびサービスの企画・開発・販売、資本金が100,000千円、設立年月日が1999年9月10日です。大株主及び持株比率は個人2名が89.1%・10.9%と記載されています(出典:株式会社デジタル・インフォメーション・テクノロジー 2024年2月14日公表資料)
対象会社の純資産は2021年6月期160,291千円、2022年6月期106,212千円、2023年6月期169,308千円、売上高は同じ順に713,077千円、692,340千円、691,818千円、営業利益は130,533千円、138,224千円、104,926千円、当期純利益は56,030千円、△54,078千円、63,096千円と記載されています(出典:株式会社デジタル・インフォメーション・テクノロジー 2024年2月14日公表資料)
買い手との資本関係・人的関係・取引関係、関連当事者への該当状況は、いずれも該当事項がないとされています。
日程は、取締役会決議日と契約締結日が2024年2月14日、株式譲渡実行日が2024年2月29日です。本件は2024年6月期の第4四半期より買い手の連結業績に組み入れる予定と記載されています。
出典: 株式会社デジタル・インフォメーション・テクノロジー「株式会社ジャングルの株式取得(子会社化)に関するお知らせ」(2024年02月14日公表)
中小企業の経営者は、どう読むか
株主が二人で、九割と一割に分かれています。全部を動かすには二人の合意が揃う必要があります。
売上はほぼ横ばいで、営業利益も出続けています。伸びていなくても、安定して利益が出る会社は売れます。
一方で当期純利益は、二期目だけ赤字です。営業利益が出ているのに最終が赤字なら、営業外の動きを確かめます。
値段は守秘義務で出していません。そのかわり外部機関の調査を経たことを書いています。
受託開発は、設計できる人で成り立つ仕事です。買う側が見るのは、技術者が残るかどうかです。
買い手は同じシステム開発の会社です。手の内が分かる相手を買う形で、調べる順番も自社の経験に沿います。
決議から実行まで二週間です。段取りが先に固まっていたことが、この間隔に出ています。
創業から二十五年の会社です。長く続いた会社ほど、過去の契約や登記の整理が論点になります。