プラッツは2024年4月18日、やまと産業株式会社の株式を取得して子会社化すると公表しました。
開示された事実
| 譲受(買い手) | 株式会社プラッツ(7813・東証スタンダード) |
|---|---|
| 譲渡(売り手) | (開示資料に個人株主として記載。当サイトの方針により氏名は再掲しない) |
| 譲渡対象 | やまと産業株式会社(ウレタンフォームの加工及び販売) |
| 所在地 | 奈良県山辺郡山添村 |
| 手法 | 株式取得(子会社化) |
| 対価 | 取得価額 やまと産業株式会社の普通株式 556百万円 |
| 日程 | 2024年4月18日 取締役会決議・契約締結/2024年4月30日 株式譲渡実行日 |
取得株式数は7,560株です。取得前の議決権所有割合は0.0%、取得後は100.0%です。取得価額は、対象会社の普通株式が556百万円です(出典:株式会社プラッツ 2024年4月18日公表資料)
対象会社は所在地が奈良県山辺郡山添村三ケ谷1127、事業内容がウレタンフォームの加工及び販売、資本金が1,000万円、設立が1968年11月7日です。経営成績は、売上高が1,015百万円、923百万円、1,061百万円、営業利益が83百万円、87百万円、52百万円、純資産が168百万円、266百万円、307百万円と記載されています(出典:株式会社プラッツ 2024年4月18日公表資料)
開示資料は目的について、買い手が日本国内において医療介護用電動ベッド事業を展開しており、介護保険制度における福祉用具貸与向けの電動ベッドをはじめ、医療・介護施設向け及びその他周辺機器を製造販売していること、周辺機器の主要な製品としてウレタンフォーム製のマットレスについても積極的に展開していることを記載しています。
対象会社については、日本国内で有数のウレタンフォームの加工設備及びウレタンマットレス製品の開発力を有しており、国内大手寝具メーカーの製造委託先として長年の取引関係にある会社であると記載されています。買い手は、本件株式の取得及び子会社化により、医療介護用電動ベッドの周辺機器に当たるマットレス分野の強化と、対象会社の本業である個人向けのマットレス製造販売への展開を同時に取り組んでいくとしています。
出典: 株式会社プラッツ「やまと産業株式会社の株式の取得(子会社化)に関するお知らせ」(2024年04月18日公表)
中小企業の経営者は、どう読むか
創業から五十六年の会社です。個人が大株主で、全株が動きました。
直近期は売上が戻り、営業利益は前期の六割ほどに下がっています。
それでも純資産三億円の会社に五億五千万円が付いています。
差は、加工設備と製品の開発力と、大手メーカーとの取引関係です。
製造委託先として長年続いてきた関係は、帳簿には金額で出てきません。
中小企業の製造業では、ここが評価の分かれ目になることがよくあります。
買い手は自社製品の部品を作っていた会社を、そのまま取り込んでいます。
半世紀続いた会社が次に渡るとき、設備と技術と人が一緒に動きます。