アーキテクツ・スタジオ・ジャパンは2024年7月11日、シンガポールにおける子会社の異動を伴う株式の取得を公表しました。Supaspace PTE.LTD. の株式を新株発行引受けによって取得し、子会社化します。
開示された事実
| 譲受(買い手) | 株式会社アーキテクツ・スタジオ・ジャパン(6085・東証グロース) |
|---|---|
| 譲渡(売り手) | (新株発行の引受けによる取得。開示資料は、対象会社が2024年2月に設立されたと記載している) |
| 譲渡対象 | Supaspace PTE.LTD.(内装設備工事業務) |
| 所在地 | シンガポール |
| 手法 | 新株発行引受けによる株式の取得(子会社化) |
| 対価 | 取得価額 Supaspace社の普通株式 200,000シンガポールドル(2024年7月10日シンガポールドル@119.44円で23,888,000円)。アドバイザリー費用は発生していない |
| 日程 | 2024年7月11日 取締役会決議(株式引受契約書の締結に関しては代表取締役に一任することも決議)/2024年7月15日 株式引受契約書の締結(予定) |
取得株式数は20,000,000株(議決権の数20,000,000個)です。異動前の所有株式数は0株(議決権の数0個、議決権所有割合00.0%)、異動後の所有株式数は20,000,000株(議決権の数20,000,000個、議決権所有割合51.0%)です。取得価額は対象会社の普通株式200,000シンガポールドル(2024年7月10日シンガポールドル@119.44円で23,888,000円)で、アドバイザリー費用は発生していないとされています(出典:株式会社アーキテクツ・スタジオ・ジャパン 2024年7月11日公表資料)
開示資料は、対象会社が設立後間もないために純資産・総資産については資本金の額に準じる金額となっていると記載しています。
開示資料は目的について、事業パートナーであるNew Space Architects社がシンガポールでの事業実績やビジネスネットワークを活用してシンガポール市場で設計デザイン業務を展開してきたこと、このたび内装設備工事まで手掛ける法人として対象会社が2024年2月に設立されたことを記載しています。今後は対象会社が内装設備工事業務を主として事業展開する計画であるとされています。
開示資料は、相手先の属性について現地調査を行い、担当取締役からの報告で反社会勢力との関わりが無いことを確認していると記載しています。
日程は、2024年7月11日が取締役会決議(株式引受契約書の締結に関しては代表取締役に一任することも決議)、2024年7月15日が株式引受契約書の締結(予定)です。
出典: 株式会社アーキテクツ・スタジオ・ジャパン「シンガポールにおける子会社の異動を伴う株式の取得に関するお知らせ」(2024年07月11日公表)
中小企業の経営者は、どう読むか
設立から五か月の会社に、新株を引き受けて過半を取る形です。
既にある会社を買うのではなく、これから伸ばす会社に出資しています。
だから取得価額は資本金に近い水準で、のれんはほとんど出ません。
買うより安く済みますが、事業が立ち上がる保証はありません。
中小企業でも、誰かと組んで新しい会社を作る形はあります。
そのとき、出した資金が戻る条件を先に決めておくことになります。
この開示は、相手の属性を現地調査で確かめたことも書いています。
海外の相手では、ここを自社で確かめる手間が国内より重くなります。