立川ブラインド工業は2024年8月1日、富士変速機株式会社を完全子会社化するための株式交換契約を締結したと公表しました。簡易株式交換の手続により、買い手の株主総会の決議による株式交換契約の承認を得ずに株式交換を行う予定です。
開示された事実
| 譲受(買い手) | 立川ブラインド工業株式会社(7989・東証プライム) |
|---|---|
| 譲渡(売り手) | 対象会社の株主(株式交換により買い手株式が割当交付される) |
| 譲渡対象 | 富士変速機株式会社(変速機の製造・販売) |
| 所在地 | 岐阜県岐阜市 |
| 手法 | 株式交換(簡易株式交換)による完全子会社化。買い手は株主総会の決議による株式交換契約の承認を得ずに株式交換を行う予定である |
| 対価 | 株式交換に係る割当比率は、買い手1に対し対象会社0.25。対象会社株式1株に対して買い手の普通株式0.25株を割当交付する。買い手が保有する対象会社株式9,393,216株(開示日現在)については割当てを行わない。株式交換により交付する買い手の普通株式は1,639,357株(予定) |
| 日程 | 2024年8月1日 株式交換契約締結の取締役会決議日(両社)/2024年8月1日 株式交換契約締結日(両社)/2024年8月1日 臨時株主総会基準日公告日(対象会社)/2024年8月16日 臨時株主総会基準日(対象会社)/2024年9月27日(予定) 株式交換契約承認臨時株主総会決議日(対象会社)/2024年10月23日(予定) 最終売買日(対象会社)/2024年10月24日(予定) 上場廃止日(対象会社)/2024年10月28日(予定) 効力発生日 |
株式交換に係る割当比率は買い手1に対し対象会社0.25で、対象会社株式1株に対して買い手の普通株式0.25株を割当交付します。買い手が保有する対象会社株式9,393,216株(開示日現在)については割当てを行いません。株式交換により交付する買い手の普通株式は1,639,357株(予定)です(出典:立川ブラインド工業株式会社 2024年8月1日公表資料)
効力発生日は2024年10月28日を予定しています。開示資料は、効力発生日に先立ち対象会社の普通株式について所定の手続が行われる予定であることを記載しています。
日程は、株式交換契約締結の取締役会決議日および株式交換契約締結日がいずれも2024年8月1日、対象会社の臨時株主総会基準日公告日が2024年8月1日、臨時株主総会基準日が2024年8月16日、株式交換契約承認臨時株主総会決議日が2024年9月27日(予定)、最終売買日が2024年10月23日(予定)、上場廃止日が2024年10月24日(予定)、効力発生日が2024年10月28日(予定)です。対象会社の普通株式は、株式会社名古屋証券取引所メイン市場において2024年10月24日付で上場廃止となる予定です。(出典:立川ブラインド工業株式会社 2024年8月1日公表資料)
買い手は所在地が東京都港区三田三丁目1番12号、事業内容が室内外装品関連事業、資本金が4,475百万円です。対象会社は所在地が岐阜県岐阜市中洲町18番地です(出典:立川ブラインド工業株式会社 2024年8月1日公表資料)
両社の3期分の数値は、連結売上高が買い手で41,236、41,296、41,305、対象会社で7,188、7,482、7,144、連結営業利益が買い手で4,557、3,822、4,046、対象会社で512、502、517、連結純資産が買い手で47,173、48,632、50,442、対象会社で10,382、10,733、10,770と記載されています。1株当たり純資産は買い手で2,186.83円、2,287.34円、2,477.47円、対象会社で613.80円、634.56円、675.26円です(出典:立川ブラインド工業株式会社 2024年8月1日公表資料)
開示資料は、買い手が1938年に前身である立川工業所を創業し1947年に立川ブラインド工業を設立、1987年に東京証券取引所市場第二部へ上場、2022年の市場区分の見直しによりプライム市場へ移行したこと、建築内装品の総合メーカーとして室内外装品関連事業を中心に事業を行っていることを記載しています。
出典: 立川ブラインド工業株式会社「立川ブラインド工業株式会社による富士変速機株式会社の完全子会社化に関する株式交換契約締結(簡易株式交換)のお知らせ」(2024年08月01日公表)
中小企業の経営者は、どう読むか
現金ではなく、自社の株を渡して買う形です。
株式交換と呼ばれ、対象会社の株主は買い手の株主になります。
売り手の手元に現金は入らず、上場株式が入ります。
簡易株式交換なので、買い手側の株主総会は開きません。
交付する株式が、発行済みに対して一定の割合より小さいためです。
中小企業の譲渡でも、株式交換は使えます。
ただし渡されるのが非上場株式だと、売ることが難しくなります。
受け取ったあと、その株をどう現金にできるかが論点になります。
現金で受け取るか株で受け取るかは、値段と同じくらい大きな分かれ目です。